…ナジュ君が「原型」を取り戻したのは、あれから半日以上たってからのことだった。
と言っても、肉体を取り繕っているだけで、「中身」はまだスカスカの状態だ。
それでも。
「んん…。あー、気持ち悪…」
「ナジュ君!」
ようやく彼が目を覚ましたとき、私は安堵せずにはいられなかった。
不死身だとは分かっているけど、それでも、あれだけ肉体を派手に壊されたのだ。
もしかしたら目を覚まさないかも、と危惧していた。
…いや、ナジュ君にとっては、そのまま目を覚まさない方が、幸せだったのかもしれないけど。
「…何ですか皆さん…。皆して僕を取り囲んで…。襲う気でもあるんですか」
「…ないよ…」
皆心配してたんだよ。
天音君と二人で、交代交代で回復魔法をかけ続けて。
ようやく目覚めたんだから。
「良かった…。目を覚ましてくれて」
「はぁ…。別に心配しなくても、僕不死身なんで。放っといてもいつか勝手に再生しますけど…」
そういう問題じゃない。
そういう問題じゃないんだよ。
「あ、中身。中身ないですねこれ。ちょっと誰か僕に、胃と肝臓を分けてもらえませんかね」
そこが再生してないのね。
「…胃と肝臓だって。どーする『八千代』。誰かからかっぱらってくる?」
「持ってくるのは良いけど、僕達移植手術が出来ないよ」
こら。本気にしない。
誰からかっぱらおうとしてるの。
「…それで?どうなってるんですか」
ナジュ君は、ベッドに横になったまま尋ねた。
「何がどうなってるんですか?羽久さんは生きてるんですか」
「…あなたが質問をするとは珍しいですね。私達の心を読んだんじゃないんですか」
と、イレースちゃん。
「ちょっと今脳みそ不足なので、読心魔法使えないんですよ」
脳みそ不足って。
そんなこともあるんだね。
「僕の欠けた脳みその記憶が正しければ…。僕、羽久さん…の、姿をした偽物に襲われたんですが」
…やっぱり、レーヴァテインに襲われたんだ。
「ん?レーヴァテイン?それがあの偽羽久さんの名前ですか」
…。
「…やっぱり読んでるんじゃない」
「まぁ、脳みそ欠落してても、ある程度は読めるんで」
凄いね。
さすが異例の読心魔法使い。
「で、そのレーヴァテインさんが何だって、僕の挽き肉世界記録を更新してくれたんですか?」
挽き肉世界記録…。
…それ、君以外に更新出来る人、いるの?
と言っても、肉体を取り繕っているだけで、「中身」はまだスカスカの状態だ。
それでも。
「んん…。あー、気持ち悪…」
「ナジュ君!」
ようやく彼が目を覚ましたとき、私は安堵せずにはいられなかった。
不死身だとは分かっているけど、それでも、あれだけ肉体を派手に壊されたのだ。
もしかしたら目を覚まさないかも、と危惧していた。
…いや、ナジュ君にとっては、そのまま目を覚まさない方が、幸せだったのかもしれないけど。
「…何ですか皆さん…。皆して僕を取り囲んで…。襲う気でもあるんですか」
「…ないよ…」
皆心配してたんだよ。
天音君と二人で、交代交代で回復魔法をかけ続けて。
ようやく目覚めたんだから。
「良かった…。目を覚ましてくれて」
「はぁ…。別に心配しなくても、僕不死身なんで。放っといてもいつか勝手に再生しますけど…」
そういう問題じゃない。
そういう問題じゃないんだよ。
「あ、中身。中身ないですねこれ。ちょっと誰か僕に、胃と肝臓を分けてもらえませんかね」
そこが再生してないのね。
「…胃と肝臓だって。どーする『八千代』。誰かからかっぱらってくる?」
「持ってくるのは良いけど、僕達移植手術が出来ないよ」
こら。本気にしない。
誰からかっぱらおうとしてるの。
「…それで?どうなってるんですか」
ナジュ君は、ベッドに横になったまま尋ねた。
「何がどうなってるんですか?羽久さんは生きてるんですか」
「…あなたが質問をするとは珍しいですね。私達の心を読んだんじゃないんですか」
と、イレースちゃん。
「ちょっと今脳みそ不足なので、読心魔法使えないんですよ」
脳みそ不足って。
そんなこともあるんだね。
「僕の欠けた脳みその記憶が正しければ…。僕、羽久さん…の、姿をした偽物に襲われたんですが」
…やっぱり、レーヴァテインに襲われたんだ。
「ん?レーヴァテイン?それがあの偽羽久さんの名前ですか」
…。
「…やっぱり読んでるんじゃない」
「まぁ、脳みそ欠落してても、ある程度は読めるんで」
凄いね。
さすが異例の読心魔法使い。
「で、そのレーヴァテインさんが何だって、僕の挽き肉世界記録を更新してくれたんですか?」
挽き肉世界記録…。
…それ、君以外に更新出来る人、いるの?


