「…どなたですかー…?」
目を覚まし、僕は目を擦りながら、ベッドから起き上がった。
「全く、今は良いところだったのに、誰が邪魔を…」
「…」
瞼を擦り、目を開けたその先にいたのは。
…羽久さん。
羽久さんが、こちらを見下ろしていた。
…何で?
「こんな朝から、何のよ…」
え。
僕は、反射的にベッドから飛び退き、壁に激突しながら「それ」を避けた。
氷魔法の刃だ。
何とか避けたものの、壁に激突して顔が痛いのと、あと。
「いっ…たぁ…」
避けきれずに、右の足首から下が千切れていた。
酷いことするよ、本当。
避けなかったら、僕は今頃ミンチになっていただろう。
最近僕、ミンチになり過ぎじゃない?
人生で最も多く挽き肉にされた男として、ギネスになりそう。
「なんてことを…するんですかね?」
このとき僕は、杖を握り締めはしたが、それを振ることはしなかった。
だって元々この人は、空っぽだから。
空っぽの器に、薄っぺらな人格が貼り付けられているだけ。
だから、僕はそれが誰なのか分かりかねていた。
故に、それを探ろうとしていた。
でも、そんなことをせず、すぐにでも応戦するべきだった。
まぁ、応戦したところで、敵う相手ではなかったのだが。
寝起きだし。
それでも少しは、ダメージを与えられたかもしれない。
だが、そんなことは後の祭り。
「…お前は厄介だ。だから…先に潰す」
「彼女」が、そう言ったとき。
僕はその正体に気づき、しかし、そのとき僕に出来ることは何もなかった。
何故なら。
そのときにはもう、僕は挽き肉ギネス世界記録を、再び更新していたからである。
目を覚まし、僕は目を擦りながら、ベッドから起き上がった。
「全く、今は良いところだったのに、誰が邪魔を…」
「…」
瞼を擦り、目を開けたその先にいたのは。
…羽久さん。
羽久さんが、こちらを見下ろしていた。
…何で?
「こんな朝から、何のよ…」
え。
僕は、反射的にベッドから飛び退き、壁に激突しながら「それ」を避けた。
氷魔法の刃だ。
何とか避けたものの、壁に激突して顔が痛いのと、あと。
「いっ…たぁ…」
避けきれずに、右の足首から下が千切れていた。
酷いことするよ、本当。
避けなかったら、僕は今頃ミンチになっていただろう。
最近僕、ミンチになり過ぎじゃない?
人生で最も多く挽き肉にされた男として、ギネスになりそう。
「なんてことを…するんですかね?」
このとき僕は、杖を握り締めはしたが、それを振ることはしなかった。
だって元々この人は、空っぽだから。
空っぽの器に、薄っぺらな人格が貼り付けられているだけ。
だから、僕はそれが誰なのか分かりかねていた。
故に、それを探ろうとしていた。
でも、そんなことをせず、すぐにでも応戦するべきだった。
まぁ、応戦したところで、敵う相手ではなかったのだが。
寝起きだし。
それでも少しは、ダメージを与えられたかもしれない。
だが、そんなことは後の祭り。
「…お前は厄介だ。だから…先に潰す」
「彼女」が、そう言ったとき。
僕はその正体に気づき、しかし、そのとき僕に出来ることは何もなかった。
何故なら。
そのときにはもう、僕は挽き肉ギネス世界記録を、再び更新していたからである。


