―――――――…その日の早朝。
僕は、精神世界でリリスと絶賛超イチャイチャ中だった。
「ナジュ君は偉いね〜、よしよし」
恋人に膝枕してもらって、頭撫でられながら、褒めてもらえる。
男として、最高に幸せな瞬間だとは思いませんか。
最早、今生に悔い無し。
しかし、その今生が長過ぎる。
まぁ良いかー幸せだし。
「珍しいよねぇ、ナジュ君があんなに熱心に、親身になって訓練に付き合ってあげるなんて」
うん?
「心外ですね。僕は、生徒にはいつも親身になって教えてますよ?」
「でも、何だかあの令月君と…特にすぐり君って子には、結構可愛がってあげてない?」
…そうか?
まぁ、確かに…そんな気がしなくもないが。
「すぐりさんには、僕の読心魔法の訓練にも付き合ってもらいましたしねー。それに」
「それに?」
「あの二人は、間違った方向に行って欲しくない」
「…ナジュ君…」
己の行末を間違えて、心を闇に染め。
多くの人々を無闇矢鱈に殺めた、愚かな過去の僕のようには、なって欲しくない。
折角、明るい世界にやって来たのだ。
道を違えるのは、僕と学院長くらいで充分だ。
これからは、明るい世界で生きていけば良い。
と、いう僕なりの優しさである。
「…ナジュ君は、何も間違ってないよ」
リリスが、優しく僕の額を撫でた。
「他の誰が、ナジュ君を間違ってると言おうと…。私は、ナジュ君が正しいと思うよ。ナジュ君を信じるよ」
「リリス…」
これはもう、リア充イベント待ったなし。
いやぁ済みませんねぇすぐりさん。僕は、あなたの1万歩先に行く男ですから。
あなたは精々白馬の王子を頑張って下さい、と。
そう思った、そのとき。
「…ん?」
現実世界で、動きを感じた。
「どうしたの?」
「なんか呼ばれてる…」
もう、今超良いところだったのに。
誰だよ、僕を呼んでるのは。
誰かは知らないが、八つ当たりしてやろ。
「仕方ない。現実世界に戻りますね」
「うん。また会いに来てね」
そりゃ勿論。
愛する人の為ならば、いつでも何処でも颯爽と駆けつける。
これが本当の、白馬の王子様だ。
って、今度すぐりさんに言っとこう。
そんな下らないことを考えながら、僕の意識は現実世界に戻った。
僕は、精神世界でリリスと絶賛超イチャイチャ中だった。
「ナジュ君は偉いね〜、よしよし」
恋人に膝枕してもらって、頭撫でられながら、褒めてもらえる。
男として、最高に幸せな瞬間だとは思いませんか。
最早、今生に悔い無し。
しかし、その今生が長過ぎる。
まぁ良いかー幸せだし。
「珍しいよねぇ、ナジュ君があんなに熱心に、親身になって訓練に付き合ってあげるなんて」
うん?
「心外ですね。僕は、生徒にはいつも親身になって教えてますよ?」
「でも、何だかあの令月君と…特にすぐり君って子には、結構可愛がってあげてない?」
…そうか?
まぁ、確かに…そんな気がしなくもないが。
「すぐりさんには、僕の読心魔法の訓練にも付き合ってもらいましたしねー。それに」
「それに?」
「あの二人は、間違った方向に行って欲しくない」
「…ナジュ君…」
己の行末を間違えて、心を闇に染め。
多くの人々を無闇矢鱈に殺めた、愚かな過去の僕のようには、なって欲しくない。
折角、明るい世界にやって来たのだ。
道を違えるのは、僕と学院長くらいで充分だ。
これからは、明るい世界で生きていけば良い。
と、いう僕なりの優しさである。
「…ナジュ君は、何も間違ってないよ」
リリスが、優しく僕の額を撫でた。
「他の誰が、ナジュ君を間違ってると言おうと…。私は、ナジュ君が正しいと思うよ。ナジュ君を信じるよ」
「リリス…」
これはもう、リア充イベント待ったなし。
いやぁ済みませんねぇすぐりさん。僕は、あなたの1万歩先に行く男ですから。
あなたは精々白馬の王子を頑張って下さい、と。
そう思った、そのとき。
「…ん?」
現実世界で、動きを感じた。
「どうしたの?」
「なんか呼ばれてる…」
もう、今超良いところだったのに。
誰だよ、僕を呼んでるのは。
誰かは知らないが、八つ当たりしてやろ。
「仕方ない。現実世界に戻りますね」
「うん。また会いに来てね」
そりゃ勿論。
愛する人の為ならば、いつでも何処でも颯爽と駆けつける。
これが本当の、白馬の王子様だ。
って、今度すぐりさんに言っとこう。
そんな下らないことを考えながら、僕の意識は現実世界に戻った。


