「頼むよ、ルイーシュ。学院OBのよしみで」
「…」
無言のルイーシュ。
不機嫌な顔のまま、足を組み、その足を上に肘をついて。
はぁ、と溜め息を漏らした。
覚悟はしていたが、そんな露骨に嫌そうな顔をされると、こっちも落ち込むな。
それを毎回やる気にさせてる、キュレムに尊敬。
「あのさ、ルイーシュ…」
「何で俺は、魔導適性に恵まれてしまったのだろう…」
…。
…なんか語り出したぞ。
「この世には、自分に魔導適性があれば…と悔しがってる人も大勢いるというのに、何故この世で一番働きたくない俺に魔導適性があって、この世で一番魔導適性を活かしたいと思って、でも適性がないから出来ない人々にはないんだろう。これっておかしいですよね。何でこの世界は、こんなに不条理なんだろう…」
「…」
俺、どうしたら良いの?
うんそうだね、不条理な世の中でうんざりするね、って頷けば良いの?
すると、キュレムが。
「これ、ルイーシュが働きたくないときの言い訳、パターンCだから。しばらく語らせといて」
「…そうか」
さすがキュレム。ルイーシュの扱いは天下一。
ってか、パターンCってことは、AとBもあるんだろ?
色々言い訳用意してんだなぁ。
「平凡な、何の変哲もない人間に生まれたかった。いや、何ならその辺の昆虫…いや、昆虫は何かに食べられそうだから嫌だ。植物…植物になりたい。何なら海に浮いてるプランクトンになりたい…」
「あ、パターンDに入った」
まだあるのかよ。
植物もプランクトンも、物によっては食べられるだろ。
ってか、そういう言い訳を口にすることで、ルイーシュなりに己のやる気を向上させているのかもしれない。
「よし決めた。俺は生まれ変わったら、パンダになります。動物園のパンダに生まれて、一生笹食いながら、ダラダラ過ごします」
「はいはい、来世に期待して、今世では真面目に魔導師やれ。な?」
「はー…。しょうがないですね。で、俺に何をやらせようとしてるんですか?」
すかさず口を挟み、ルイーシュをやる気にさせた。
キュレムの手腕に、頭が上がらない。
それだけ苦労してるんだなぁと思うと、涙出そうになるよ。
シルナなんか、まだ可愛い方だな。
キュレムの苦労には、到底及ばない。
とにかく、これでようやく。
本題に入ることが出来る。
「…」
無言のルイーシュ。
不機嫌な顔のまま、足を組み、その足を上に肘をついて。
はぁ、と溜め息を漏らした。
覚悟はしていたが、そんな露骨に嫌そうな顔をされると、こっちも落ち込むな。
それを毎回やる気にさせてる、キュレムに尊敬。
「あのさ、ルイーシュ…」
「何で俺は、魔導適性に恵まれてしまったのだろう…」
…。
…なんか語り出したぞ。
「この世には、自分に魔導適性があれば…と悔しがってる人も大勢いるというのに、何故この世で一番働きたくない俺に魔導適性があって、この世で一番魔導適性を活かしたいと思って、でも適性がないから出来ない人々にはないんだろう。これっておかしいですよね。何でこの世界は、こんなに不条理なんだろう…」
「…」
俺、どうしたら良いの?
うんそうだね、不条理な世の中でうんざりするね、って頷けば良いの?
すると、キュレムが。
「これ、ルイーシュが働きたくないときの言い訳、パターンCだから。しばらく語らせといて」
「…そうか」
さすがキュレム。ルイーシュの扱いは天下一。
ってか、パターンCってことは、AとBもあるんだろ?
色々言い訳用意してんだなぁ。
「平凡な、何の変哲もない人間に生まれたかった。いや、何ならその辺の昆虫…いや、昆虫は何かに食べられそうだから嫌だ。植物…植物になりたい。何なら海に浮いてるプランクトンになりたい…」
「あ、パターンDに入った」
まだあるのかよ。
植物もプランクトンも、物によっては食べられるだろ。
ってか、そういう言い訳を口にすることで、ルイーシュなりに己のやる気を向上させているのかもしれない。
「よし決めた。俺は生まれ変わったら、パンダになります。動物園のパンダに生まれて、一生笹食いながら、ダラダラ過ごします」
「はいはい、来世に期待して、今世では真面目に魔導師やれ。な?」
「はー…。しょうがないですね。で、俺に何をやらせようとしてるんですか?」
すかさず口を挟み、ルイーシュをやる気にさせた。
キュレムの手腕に、頭が上がらない。
それだけ苦労してるんだなぁと思うと、涙出そうになるよ。
シルナなんか、まだ可愛い方だな。
キュレムの苦労には、到底及ばない。
とにかく、これでようやく。
本題に入ることが出来る。


