神殺しのクロノスタシス3

―――――――…翌日。

「うーん…心配だなぁ」

シルナが、ポツリと呟いた。

「何が?」

「令月君とすぐり君のことだよ〜。あの後、どうなったんだろ?」

…さぁな。

ナジュに聞いてはみたけど。

「僕が言うべきことは全部言ったんで、あとは本人達に任せます」とのこと。

結局あいつは、すぐりに何を言ったんだ?

「余計火に油を注ぐことになってなきゃ良いんだけど…」

「ナジュの助言だからな…有り得る…」

どうしようか?

ナジュがすぐりを焚き付けて、すぐりが「もう絶対『八千代』のことは許さない。視界に入ってきたら容赦なく攻撃する」とか言い出したら。

もう、どうやって仲裁に入ったら良いのか分からないよ。

とりあえずその場合、ナジュはやっぱりクビにしよう。

ろくでもないことしか言わない。
 
「やっぱり心配だなぁ…。心配し過ぎて、チョコレート一箱しか食べられないよ…」

「…」

一箱も食ってんの?一日に。

まだ午前だぞ?

頭の中、チョコレートでも詰まってんじゃねぇの?この人。

「羽久が…私に失礼なこと考えてる気がするけど…。でも今は、それ以上に二人のことが心配だ」
 
「そうだな」

「ちょっと…様子を見に行ってみない?」

「様子って…令月とすぐりの?」

「うん」

…そうだな。賛成だ。

「分かった。ちょっと探しに行こう」

「あっ、待って羽久」

「何だよ?」

「チョコ持っていこう。もし二人が喧嘩でもしてたら、これで落ち着いてもらって…」

…。

本気であの二人が喧嘩してたとして、チョコレートで喧嘩が収まるとでも?

やっぱり、頭の中チョコレート詰まってるな。