そっか。
やっぱり、我儘なんだ。
『八千歳』に、僕と仲良くなるつもりはなくて…。
…。
「…欲しかったな」
「何を?」
「…友達…」
贅沢だね。我儘だよね。
たくさん人を殺して、血にまみれた両手で。
そんな人間が、普通の学校に通わせてもらってるだけでも、充分贅沢なのに。
その上、腹を割って話せる友達が欲しいなんて…。
でも、欲しかったな。
味方や仲間じゃなくて、友達が。
そしたら僕は、きっと、凄く幸せに…。
「…寂しがり屋だなぁ」
「…ずっと一人ぼっちだったからね」
「へぇ。実は、俺も一人ぼっちだったんだ。一人だってことに気づかないくらいに」
…『八千歳』?
「知ってる?昔の人の話。ずっと一人ぼっちだった人は、ようやく誰かと出会って、初めて自分が孤独だったことに気づいて…。その人とずっと一緒にいる為に、世界さえ敵に回したらしいよ」
…それって。
「だから俺達も、同じなのかもね」
「え…」
「俺はずっと、『八千代』より強くなることしか考えてなかった。『八千代』を越えることに精一杯で、それ以上のことも、それ以外のことも考えてなかった」
「…」
「でもさー…なんか、どーでも良くなっちゃった」
…はい?
『八千歳』は、天を仰いでそう言った。
やっぱり、我儘なんだ。
『八千歳』に、僕と仲良くなるつもりはなくて…。
…。
「…欲しかったな」
「何を?」
「…友達…」
贅沢だね。我儘だよね。
たくさん人を殺して、血にまみれた両手で。
そんな人間が、普通の学校に通わせてもらってるだけでも、充分贅沢なのに。
その上、腹を割って話せる友達が欲しいなんて…。
でも、欲しかったな。
味方や仲間じゃなくて、友達が。
そしたら僕は、きっと、凄く幸せに…。
「…寂しがり屋だなぁ」
「…ずっと一人ぼっちだったからね」
「へぇ。実は、俺も一人ぼっちだったんだ。一人だってことに気づかないくらいに」
…『八千歳』?
「知ってる?昔の人の話。ずっと一人ぼっちだった人は、ようやく誰かと出会って、初めて自分が孤独だったことに気づいて…。その人とずっと一緒にいる為に、世界さえ敵に回したらしいよ」
…それって。
「だから俺達も、同じなのかもね」
「え…」
「俺はずっと、『八千代』より強くなることしか考えてなかった。『八千代』を越えることに精一杯で、それ以上のことも、それ以外のことも考えてなかった」
「…」
「でもさー…なんか、どーでも良くなっちゃった」
…はい?
『八千歳』は、天を仰いでそう言った。


