「で、この肉に何すればいーの?」
「さっきの玉ねぎを入れる」
「ほい」
合い挽き肉の中に、先程炒め…炭になった玉ねぎを投入。
赤と黒が合わさって、全然食欲がそそられない。
「それから?」
「卵と牛乳とパン粉を入れる」
「ふーん」
すぐりは、冷蔵庫から卵と牛乳、パン粉を取り出し。
「これ、何の卵なんだろーね」
「分かんない。鳥類の卵だったら良いね」
鶏だよ馬鹿。
しかも、すぐり。
卵を入れる、をそのままの意味だと解釈したらしく。
卵を割らずに、殻ごと丸々ぶち込んだ。
おい。割れよ何してんの。
もう、その時点でツッコミどころ満載なのに。
「で、牛乳…っと」
牛乳パックの容器を、すぐりの魔法で作った糸で一刀両断。
おい。その牛乳パック、ちゃんと開け口あるだろうが。
開け口も無視するな。
しかも、分量も気にせず、ドボボボと大量に投入。
赤と黒が、白い海に浸かった。
そこに、丸い卵がぷかりと浮いていた。
カオス。
ボウルの中がカオス。
「で、パン粉…何でパン粉なんかいるんだろーね」
「分かんない。そういう食べ物なんでしょ、きっと」
「ふーん」
とか言いながら、またしても分量無視して、パン粉を一袋、丸々投入。
白い海に、小麦色の無人島が出来た。
誰かこいつらに、分量を計るということを教えてやってくれ。
書いてあるだろレシピに。何で無視してるの?
「そこに、塩コショウとナツメグを入れるって」
「ふーん」
ふーんじゃなくて、分量。
塩もドサッ、コショウもドサッ、ナツメグはパラパラ。
目分量にも程があるだろ。
あれ何味?何味の食べ物が完成するの?
しょっぱいのか?それとも辛いのか?
あ、ちなみに。
さっきから、シルナが全然喋ってないけど。
ちゃんと横にいるよ。ただ、あのナジュ考案デスソース入りチョコに、舌をやられたらしく。
未だに悶えてる。
あの読心馬鹿教師、もうクビにしようぜ。
「さっきの玉ねぎを入れる」
「ほい」
合い挽き肉の中に、先程炒め…炭になった玉ねぎを投入。
赤と黒が合わさって、全然食欲がそそられない。
「それから?」
「卵と牛乳とパン粉を入れる」
「ふーん」
すぐりは、冷蔵庫から卵と牛乳、パン粉を取り出し。
「これ、何の卵なんだろーね」
「分かんない。鳥類の卵だったら良いね」
鶏だよ馬鹿。
しかも、すぐり。
卵を入れる、をそのままの意味だと解釈したらしく。
卵を割らずに、殻ごと丸々ぶち込んだ。
おい。割れよ何してんの。
もう、その時点でツッコミどころ満載なのに。
「で、牛乳…っと」
牛乳パックの容器を、すぐりの魔法で作った糸で一刀両断。
おい。その牛乳パック、ちゃんと開け口あるだろうが。
開け口も無視するな。
しかも、分量も気にせず、ドボボボと大量に投入。
赤と黒が、白い海に浸かった。
そこに、丸い卵がぷかりと浮いていた。
カオス。
ボウルの中がカオス。
「で、パン粉…何でパン粉なんかいるんだろーね」
「分かんない。そういう食べ物なんでしょ、きっと」
「ふーん」
とか言いながら、またしても分量無視して、パン粉を一袋、丸々投入。
白い海に、小麦色の無人島が出来た。
誰かこいつらに、分量を計るということを教えてやってくれ。
書いてあるだろレシピに。何で無視してるの?
「そこに、塩コショウとナツメグを入れるって」
「ふーん」
ふーんじゃなくて、分量。
塩もドサッ、コショウもドサッ、ナツメグはパラパラ。
目分量にも程があるだろ。
あれ何味?何味の食べ物が完成するの?
しょっぱいのか?それとも辛いのか?
あ、ちなみに。
さっきから、シルナが全然喋ってないけど。
ちゃんと横にいるよ。ただ、あのナジュ考案デスソース入りチョコに、舌をやられたらしく。
未だに悶えてる。
あの読心馬鹿教師、もうクビにしようぜ。


