そして、その夜。
緊急職員会議が開かれた。
そこでシルナは、今日一日シルナアブラゼミとして、見聞きした令月とすぐりのやり取りを説明した。
「…と、いう訳なんだけど」
「…」
…一同、無言。
だから何?状態。
実際、俺も思ってる。
だから何?
シラミの養殖は止めたんだから、それで良いだろ。
でも、シルナはそうは思っていなかったようで。
「これは二人の友情の危機だよ!ここは何とかして私達大人が、二人の間を取り持ってあげなきゃ!」
「余計なお世話なのでは?」
一刀両断するイレースの言葉を、聞こえなかったことにして。
シルナは続けた。
「私は思ったんだ。折角の夏休み、二人で過ごせる良い機会なんだから」
…。
「二人に、もっと親睦を深めてもらいたい!仲良くなって欲しい!仲良くなって、一緒にケーキを食べたい!」
それ、お前がケーキ食べたいだけでは?
「そんな訳で、私達で、二人がどうやったら仲良くなれるかを考えよう!」
成程。
それが、本日の職員会議の議題か。
まぁ、あの二人の不仲は、今に始まったことじゃないんだが…。
「別に良いじゃないですか。すぐりさんは、令月さんが園芸部に来られると困るんですよ。彼にとっては大事なランデブーの機会なんですから」
と、ナジュ。
大事なランデブーって…?
「大体、仲良くなりたくないと言ってるすぐりさんに、無理矢理令月さんとくっつけようとするのは、迷惑なのでは?私だって、無理矢理パンダと仲良くさせられるなんて、考えただけで御免ですから」
イレースもまた、辛辣な意見。
「ねぇイレースちゃん…。さっきから、そのパンダってさ…私のこと…?」
「とはいえ令月さんの方は、すぐりさんと仲良くしたがってるんですよ。それをすぐりさんが拒否ってるだけで。複雑ですよねぇ」
「実に一方的な友情ですね」
「私の質問はスルー!?」
答えは聞かない方が身の為ってことだよ。
「でも…あの二人に仲良くなって欲しいっていう、学院長先生のその気持ちは分かるかな」
と、天音。
「だって、さっきの話を聞くに…きっと、元々相性が悪い仲ではなかったんだよ。過去に色々あったから、すぐりさんが一方的に令月さんを嫌ってるだけで…」
…確かに。
「天音君…」
ようやく自分の意見に賛同してくれる人が現れて、感動のシルナである。
良かったな。天音が優しくて。
緊急職員会議が開かれた。
そこでシルナは、今日一日シルナアブラゼミとして、見聞きした令月とすぐりのやり取りを説明した。
「…と、いう訳なんだけど」
「…」
…一同、無言。
だから何?状態。
実際、俺も思ってる。
だから何?
シラミの養殖は止めたんだから、それで良いだろ。
でも、シルナはそうは思っていなかったようで。
「これは二人の友情の危機だよ!ここは何とかして私達大人が、二人の間を取り持ってあげなきゃ!」
「余計なお世話なのでは?」
一刀両断するイレースの言葉を、聞こえなかったことにして。
シルナは続けた。
「私は思ったんだ。折角の夏休み、二人で過ごせる良い機会なんだから」
…。
「二人に、もっと親睦を深めてもらいたい!仲良くなって欲しい!仲良くなって、一緒にケーキを食べたい!」
それ、お前がケーキ食べたいだけでは?
「そんな訳で、私達で、二人がどうやったら仲良くなれるかを考えよう!」
成程。
それが、本日の職員会議の議題か。
まぁ、あの二人の不仲は、今に始まったことじゃないんだが…。
「別に良いじゃないですか。すぐりさんは、令月さんが園芸部に来られると困るんですよ。彼にとっては大事なランデブーの機会なんですから」
と、ナジュ。
大事なランデブーって…?
「大体、仲良くなりたくないと言ってるすぐりさんに、無理矢理令月さんとくっつけようとするのは、迷惑なのでは?私だって、無理矢理パンダと仲良くさせられるなんて、考えただけで御免ですから」
イレースもまた、辛辣な意見。
「ねぇイレースちゃん…。さっきから、そのパンダってさ…私のこと…?」
「とはいえ令月さんの方は、すぐりさんと仲良くしたがってるんですよ。それをすぐりさんが拒否ってるだけで。複雑ですよねぇ」
「実に一方的な友情ですね」
「私の質問はスルー!?」
答えは聞かない方が身の為ってことだよ。
「でも…あの二人に仲良くなって欲しいっていう、学院長先生のその気持ちは分かるかな」
と、天音。
「だって、さっきの話を聞くに…きっと、元々相性が悪い仲ではなかったんだよ。過去に色々あったから、すぐりさんが一方的に令月さんを嫌ってるだけで…」
…確かに。
「天音君…」
ようやく自分の意見に賛同してくれる人が現れて、感動のシルナである。
良かったな。天音が優しくて。


