――――――…と、いう。
令月とすぐりのやり取りを。
俺とシルナは、シルナ分身の一匹、シルナアブラゼミの目を通して、観察していた訳だが。
多分あの二人も、監視されていることには気づいていたんだろう。
気づいていながら、別に見られても構わないと思って、無視していたのだろう。
ごめんな。
俺は、そっとしておいてやろうと思ってたのに。
シルナが、「二人が喧嘩してないか心配なの!」ってうるさくて。
仕方なく、アブラゼミに紛れて見てました。
何だ、意外に仲良いじゃんあいつら…と。
思ったのも、束の間。
『玉響』の墓標に、切り花を供えたその後。
「何だか楽しそうだから、僕も園芸部、入っても良い?」
「却下。絶対に来ないで」
「…」
「『八千代』は、暗い部屋の中でシラミの養殖でもしてた方が、余程お似合いだよ」
笑顔でそう言って、すぐりはさっさと立ち去ってしまった。
…ひでぇ。
取り残された令月は。
「…シラミ、育てようかな…」
とりあえず、全力で止めることにした。
令月とすぐりのやり取りを。
俺とシルナは、シルナ分身の一匹、シルナアブラゼミの目を通して、観察していた訳だが。
多分あの二人も、監視されていることには気づいていたんだろう。
気づいていながら、別に見られても構わないと思って、無視していたのだろう。
ごめんな。
俺は、そっとしておいてやろうと思ってたのに。
シルナが、「二人が喧嘩してないか心配なの!」ってうるさくて。
仕方なく、アブラゼミに紛れて見てました。
何だ、意外に仲良いじゃんあいつら…と。
思ったのも、束の間。
『玉響』の墓標に、切り花を供えたその後。
「何だか楽しそうだから、僕も園芸部、入っても良い?」
「却下。絶対に来ないで」
「…」
「『八千代』は、暗い部屋の中でシラミの養殖でもしてた方が、余程お似合いだよ」
笑顔でそう言って、すぐりはさっさと立ち去ってしまった。
…ひでぇ。
取り残された令月は。
「…シラミ、育てようかな…」
とりあえず、全力で止めることにした。


