ナジュせんせーは、僕を「好き嫌いが多い」と言うけれど。
だって、みんな思わない?
ナスもトマトも、食感脳みそじゃん。
ぐじゅぐじゅしててさ。
噛んだら、中身がぐちゅって出てくるというか…。
元暗殺者が言うのもなんだけど、脳みそ食べてるみたいで気持ち悪い。
仕事柄、よく飛び散った脳みそとか見たことはある。
が、それを舐めて食べてみたいと思ったことは、一度もない。
自称サイコパスではあるけどさ、俺も。
人体食べようと思うほど、サイコパスではないよ。
それはもう、サイコパス通り越してカニバリズムだから。
そんな趣味はない。
それなのに。
脳みそを彷彿とさせる野菜を、ツキナは何が楽しくて育てているのだろうか。
脳みそ見たことないんだろうなぁ、ツキナ…。
とはいえ。
育てている様がとっても愛らしいので、そこはOK。
でも、それを食べさせられるのは、絶対NGである。
しかも、ナスのときは、かろうじて調理をしてくれた。
の、だが。
今回のトマトは、生で食べられる野菜だ。
人類は何故、トマトを生で食べようと思ったのか。
やめろ。
つーか、トマトそのものを食べるのをやめろ。
しかし、ツキナはそんな俺の心中など、知りもしないので。
「もう食べ頃だね〜。えいっ」
ツキナは、真っ赤に熟れたトマトを、茎からもぎ取った。
…やってしまった。
永遠に、そこに実らせておけば良かったものを。
もいでしまった。もいでしまったと言うのかツキナよ。
「わーい、今年一番のトマト一号!嬉しいね〜!」
「…そーだね…」
俺は棒読みで答えたが、ツキナは気づかない。
そして。
実は今俺が見つめているのは、嬉しそうなツキナの笑顔ではなく。
そのツキナの手のひらの中で、俺を嘲笑っている(ように見える)トマトであることも、ツキナは知らない。
知らないのは良いことだなー。
何でも知らないのは良いことだ。
知りたくないことばっかりだからな、世の中は。
「折角だから、えいって丸かじりしたいね!」
「…う、うん…」
丸かじりは良いんだけどさ。
いや良くないけど。
食べるのなら、俺じゃなくてツキナだけにしようよ。
「すぐり君、先に食べる?」
とんでもない。
「いやいや〜、どうぞツキナが。だってツキナが頑張って育てたんだから、トマトだってツキナに食べて欲しいでしょ」
そうであってくれ。な?頼むから。
「そうかな…」
「そーそー。だからツキナががぶっと…」
「あ!でも見て!こんなところに、ちょっと小さいけど、良い感じに熟れてるトマトがあるよ!」
おのれこのトマト。
俺に喧嘩を売ってるのか。
俺を誰だと思ってるんだ?枯らすぞ毒魔法で。
ちょっと小さいからって、容赦してくれたつもりか?
そんな容赦は願い下げだ。
「えいっ」
あぁっ。
ツキナは、二個目のトマトを茎からもぎ取った。
ツキナの両手に、大振りのトマトが二つ。
そしてそのうちの一つを、ツキナは俺に差し出してきた。
「はいっ、どーぞすぐり君。食べよっ」
「…そーだね…」
宇宙の神様。
信じてはいませんが、もしいるのなら。
今すぐここに、隕石でも落としてくれませんかね。
だって、みんな思わない?
ナスもトマトも、食感脳みそじゃん。
ぐじゅぐじゅしててさ。
噛んだら、中身がぐちゅって出てくるというか…。
元暗殺者が言うのもなんだけど、脳みそ食べてるみたいで気持ち悪い。
仕事柄、よく飛び散った脳みそとか見たことはある。
が、それを舐めて食べてみたいと思ったことは、一度もない。
自称サイコパスではあるけどさ、俺も。
人体食べようと思うほど、サイコパスではないよ。
それはもう、サイコパス通り越してカニバリズムだから。
そんな趣味はない。
それなのに。
脳みそを彷彿とさせる野菜を、ツキナは何が楽しくて育てているのだろうか。
脳みそ見たことないんだろうなぁ、ツキナ…。
とはいえ。
育てている様がとっても愛らしいので、そこはOK。
でも、それを食べさせられるのは、絶対NGである。
しかも、ナスのときは、かろうじて調理をしてくれた。
の、だが。
今回のトマトは、生で食べられる野菜だ。
人類は何故、トマトを生で食べようと思ったのか。
やめろ。
つーか、トマトそのものを食べるのをやめろ。
しかし、ツキナはそんな俺の心中など、知りもしないので。
「もう食べ頃だね〜。えいっ」
ツキナは、真っ赤に熟れたトマトを、茎からもぎ取った。
…やってしまった。
永遠に、そこに実らせておけば良かったものを。
もいでしまった。もいでしまったと言うのかツキナよ。
「わーい、今年一番のトマト一号!嬉しいね〜!」
「…そーだね…」
俺は棒読みで答えたが、ツキナは気づかない。
そして。
実は今俺が見つめているのは、嬉しそうなツキナの笑顔ではなく。
そのツキナの手のひらの中で、俺を嘲笑っている(ように見える)トマトであることも、ツキナは知らない。
知らないのは良いことだなー。
何でも知らないのは良いことだ。
知りたくないことばっかりだからな、世の中は。
「折角だから、えいって丸かじりしたいね!」
「…う、うん…」
丸かじりは良いんだけどさ。
いや良くないけど。
食べるのなら、俺じゃなくてツキナだけにしようよ。
「すぐり君、先に食べる?」
とんでもない。
「いやいや〜、どうぞツキナが。だってツキナが頑張って育てたんだから、トマトだってツキナに食べて欲しいでしょ」
そうであってくれ。な?頼むから。
「そうかな…」
「そーそー。だからツキナががぶっと…」
「あ!でも見て!こんなところに、ちょっと小さいけど、良い感じに熟れてるトマトがあるよ!」
おのれこのトマト。
俺に喧嘩を売ってるのか。
俺を誰だと思ってるんだ?枯らすぞ毒魔法で。
ちょっと小さいからって、容赦してくれたつもりか?
そんな容赦は願い下げだ。
「えいっ」
あぁっ。
ツキナは、二個目のトマトを茎からもぎ取った。
ツキナの両手に、大振りのトマトが二つ。
そしてそのうちの一つを、ツキナは俺に差し出してきた。
「はいっ、どーぞすぐり君。食べよっ」
「…そーだね…」
宇宙の神様。
信じてはいませんが、もしいるのなら。
今すぐここに、隕石でも落としてくれませんかね。


