神殺しのクロノスタシス3

…で。

ナスの次は、トマトで同じピンチを迎えていると。

ふーん。

君、もう園芸部やめたら?

「…ちなみに、ミートソースやケチャップは食べられるんですか?」

「え?うん」

出た。

生のトマトだけが駄目、っていう中途半端トマト嫌い。

トマト嫌いを名乗るなら、ミートソースもケチャップも無理です!って言えよ。

加熱したらOKって、そんな中途半端が一番良くない。

「じゃあ、加熱して食べたら良いじゃないですか」

チーズ焼きにしたり、ミネストローネに入れたり…。

しかし。

「無理。あの脳みそ食感が残ってる限りは無理」

成程。

この人にトマトを食べさせようと思ったら。

最低でも微塵切りか、フードプロセッサーで跡形もない状態にしないと無理なんですね。

面倒臭い男ですよ。

「しかもツキナがさぁ〜!」

「あーはいはい、『やっぱり、最初は生のトマトをガブッと食べたいよね!』って最高に良い笑顔で言ってたんでしょ?」

「今日は心読みまくりだね、ナジュせんせー」

僕ももう面倒臭いんですよ。

「じゃ、僕が言いたいことは、もう分かってるよね」

「…」

皆さん、いらっしゃいませ。

放課後ナジュ食堂。

冷やし中華のノリで。

トマト料理、始めました。