「まぁ、良かったじゃないですか」
「…何がだよ…」
青ざめた顔のまま、すぐりさんが頭を上げた。
わー、死にそうな顔。
僕は死にませんけどね。
「ナス、乗り越えたんでしょう?」
「まーね…。残りのナスは…ご近所に配るんだって…」
本当に良かったですね。
「じゃあ明日は麻婆茄子ね!」とか言われたら、今頃すぐりさん。
青ざめるどころか、卒倒しかねなかったよ。
生きてて良かった。生きてるって素晴らしい。
僕以外はね。
「死ぬかと思った…」
「大丈夫ですよ」
死ぬかと思ってるうちは、死にませんから。
本当に死ぬときは、「あ、死んだ」と思いますから。
まぁ、僕は死なないんですけどね。
「とにかくナジュせんせー…。一応感謝してるよ…」
「ナスの克服は、結局出来ませんでしたけどねー」
直せる好き嫌いと、直せない好き嫌いがあることが分かった。
食べられないものは、どう美味しく調理しても食べられない。
「でも、大根おろし戦法を教えてくれたし…」
「あぁ…」
あれは、本当に思いつきでしたね。
「あれがなかったら…。本当に今頃死んでた…」
「そうですか」
ナスで死ねるなら、僕、こんなに苦労してないですけどね。
僕も、すぐりさんみたいに、死ぬほど嫌いな食べ物があればなぁ。
それで死ねたかもしれないのに。
冗談だけど。
「感謝してるよ…ナジュせんせー…」
「えぇ。まぁ存分に感謝してください。ついでに僕も、自分の株を上げさせてもらったので感謝してますよ」
「それじゃ…俺、帰る…」
「あ、はい。お気をつけて」
すぐりさんは、窓から飛び降りて出ていった。
あまりに気分が悪くて、そのまま墜落してるんじゃないかと思ったが。
そこは、さすがに元暗殺者。
しゅたっと着地して、無事に学生寮に帰っていった。
やれやれ、一件落着…。
…と、思っていた、翌日。
「…何がだよ…」
青ざめた顔のまま、すぐりさんが頭を上げた。
わー、死にそうな顔。
僕は死にませんけどね。
「ナス、乗り越えたんでしょう?」
「まーね…。残りのナスは…ご近所に配るんだって…」
本当に良かったですね。
「じゃあ明日は麻婆茄子ね!」とか言われたら、今頃すぐりさん。
青ざめるどころか、卒倒しかねなかったよ。
生きてて良かった。生きてるって素晴らしい。
僕以外はね。
「死ぬかと思った…」
「大丈夫ですよ」
死ぬかと思ってるうちは、死にませんから。
本当に死ぬときは、「あ、死んだ」と思いますから。
まぁ、僕は死なないんですけどね。
「とにかくナジュせんせー…。一応感謝してるよ…」
「ナスの克服は、結局出来ませんでしたけどねー」
直せる好き嫌いと、直せない好き嫌いがあることが分かった。
食べられないものは、どう美味しく調理しても食べられない。
「でも、大根おろし戦法を教えてくれたし…」
「あぁ…」
あれは、本当に思いつきでしたね。
「あれがなかったら…。本当に今頃死んでた…」
「そうですか」
ナスで死ねるなら、僕、こんなに苦労してないですけどね。
僕も、すぐりさんみたいに、死ぬほど嫌いな食べ物があればなぁ。
それで死ねたかもしれないのに。
冗談だけど。
「感謝してるよ…ナジュせんせー…」
「えぇ。まぁ存分に感謝してください。ついでに僕も、自分の株を上げさせてもらったので感謝してますよ」
「それじゃ…俺、帰る…」
「あ、はい。お気をつけて」
すぐりさんは、窓から飛び降りて出ていった。
あまりに気分が悪くて、そのまま墜落してるんじゃないかと思ったが。
そこは、さすがに元暗殺者。
しゅたっと着地して、無事に学生寮に帰っていった。
やれやれ、一件落着…。
…と、思っていた、翌日。


