神殺しのクロノスタシス3

…ちなみに、その後。

精神世界にて。

「…ねぇ、リリス。覚えてますか?」

「なぁに?ナジュ君」

リリスは、僕を膝枕したまま、優しく僕の髪を撫でてくれていた。

至福。

「昔僕が、まだ成長期だった頃」

「うん」

「リリス、手料理作ってくれたことありましたよね」

「…」

リリスの、僕を撫でる手が止まった。

「今日、すぐりさんに言われて思い出したんですけど」

「…」

「あれって、何だったんでしょうね」

「…」

リリスを見上げると、彼女は焦った様子で、わざとらしくそっぽを向き。

「そ、そんなことあったかな〜?♪♪♪〜」

鼻歌で誤魔化すという手段に出た。
 
まぁ、その仕草も可愛いので、OK。

そして、そのお陰で僕は、思い出したことがある。

これは、すぐりさんのナス克服に、役に立つはずだ。