「過去に囚われるな、とまでは言わない。過去を背負って、罪を背負って、それでも強く生きなさい。死んだ人々、そして生きている人々に、誇れるように。…分かった?」
「…分かった」
すぐりは、小さく頷いた。
「出来そう?」
「さぁー…。俺に出来るかな?そんなこと」
「『八千歳』は大丈夫だよ。僕より器用だもん」
と、すかさず令月。
…まぁ。
すぐりは少なくとも、授業中は鉛筆と消しゴム使ってるもんな。
ジャマ王国特有なのか、常に行書体で字を書くのは令月と一緒なのだが。
少なくとも、本人が「普通に生きたい」と言っていたように。
令月よりは、普通の学生やってる感はある。
園芸部にも入ってるらしいし。
そういう意味では、適応力の高さはすぐりの方が上なんだよな。
更に。
ナジュが、さらさらとホワイトボードに何かを書いていた。
今度は何だ?
『普通に生きるなんて、白馬の王子と秘密のお花畑に比べれば、全然楽勝じゃないですか。』
とのこと。
…?
…なんかそのワード、度々聞くんだけど。
何?何なの?
しかし、すぐりはそれを読んで、ぷっと噴き出した。
「そーいや、そーだった。な〜んだ、楽勝じゃん」
よく分からないけど、ナジュのこの文章のお陰で。
すぐりは、初めて笑顔を見せた。
ナジュ…。お前。
余計なことばっかり言うと思ってたが、意外と真面目なことも言えるんだな。
と、思った瞬間。
ナジュは不本意そうに眉をひそめ、何かを書き始めた。
大体何を書いているかは想像出来るが。
案の定。
『失礼な。僕はいつだって真面目ですよ。』
イーニシュフェルト魔導学院1の不真面目教師が、何か言ってるぞ。
見なかったことにしよう。
「…分かった」
すぐりは、小さく頷いた。
「出来そう?」
「さぁー…。俺に出来るかな?そんなこと」
「『八千歳』は大丈夫だよ。僕より器用だもん」
と、すかさず令月。
…まぁ。
すぐりは少なくとも、授業中は鉛筆と消しゴム使ってるもんな。
ジャマ王国特有なのか、常に行書体で字を書くのは令月と一緒なのだが。
少なくとも、本人が「普通に生きたい」と言っていたように。
令月よりは、普通の学生やってる感はある。
園芸部にも入ってるらしいし。
そういう意味では、適応力の高さはすぐりの方が上なんだよな。
更に。
ナジュが、さらさらとホワイトボードに何かを書いていた。
今度は何だ?
『普通に生きるなんて、白馬の王子と秘密のお花畑に比べれば、全然楽勝じゃないですか。』
とのこと。
…?
…なんかそのワード、度々聞くんだけど。
何?何なの?
しかし、すぐりはそれを読んで、ぷっと噴き出した。
「そーいや、そーだった。な〜んだ、楽勝じゃん」
よく分からないけど、ナジュのこの文章のお陰で。
すぐりは、初めて笑顔を見せた。
ナジュ…。お前。
余計なことばっかり言うと思ってたが、意外と真面目なことも言えるんだな。
と、思った瞬間。
ナジュは不本意そうに眉をひそめ、何かを書き始めた。
大体何を書いているかは想像出来るが。
案の定。
『失礼な。僕はいつだって真面目ですよ。』
イーニシュフェルト魔導学院1の不真面目教師が、何か言ってるぞ。
見なかったことにしよう。


