馬鹿ナジュは置いとくとして。
「じゃ、一応私達は、『終日組』の戦力を減らしてやったんですね」
「そうなるね」
成程。
俺達の戦いも、あながち無駄ではなかったと。
そう思うと、少しは溜飲の下がる思いだ。
あれだけ苦労したのに、「何の成果もありませんでした」じゃあ、落胆どころじゃ済まない。
『僕の犠牲も無駄になりますしねー。』
そーですね。
それにしても。
「『終日組』でも、捨て駒にされるのか…」
捨て駒は、『終日組』に入れない、下っ端の役目じゃなかったのか?
「『アメノミコト』にいる限り、頭領以外の全員、捨て駒にされる可能性はあるよ。絶対安心な地位なんてない」
「令月…」
鬼頭にあれだけ、お気に入り扱いされてた令月でさえ、こう言うのだ。
ならば、それが事実なのだろう。
すると、すぐりが。
「多分、『終日組』の中でも、比較的弱い…あるいは、耄碌してきた暗殺者なんだろうね。俺みたいな」
「おい、すぐり…」
「良いよ。こう例えた方が分かりやすいでしょ?」
そういうことじゃない。
「同じ『終日組』でも、序列みたいなものはあるってことでしょ。『八千代』は才能があるから大事にされてた。でも同じ『終日組』でも、俺や『玉響』みたいな、弱いカードは、捨て駒にもされる」
「…」
「だから今回選ばれたのは、その弱いカード達なんでしょ。さしづめ…『終日組』の下っ端、ってところかな?」
…お前。
自分をそこに含めてるんじゃないだろうな。
と思ったら。
「いやぁ、俺は裏切っといて良かったなぁ。でないと、間違いなく今回の任務に選ばれて、君達に殺されてたよ」
「おい」
「いや、その前に『玉響』と一緒に、『八千代』暗殺に選ばれた時点で、捨て駒扱いだったんだろーね。きっと」
「やめろ、すぐり」
そんな…自分を。
価値のないものみたいに、言うのはやめろ。
お前は捨て駒でも何でもない。
花曇すぐりという、一人の人間なんだ。
しかし。
「…いーよ、別に。分かってたから」
「すぐり…」
すぐりは、不貞腐れたような…全てを諦めたような顔で、ポツリと呟いた。
「じゃ、一応私達は、『終日組』の戦力を減らしてやったんですね」
「そうなるね」
成程。
俺達の戦いも、あながち無駄ではなかったと。
そう思うと、少しは溜飲の下がる思いだ。
あれだけ苦労したのに、「何の成果もありませんでした」じゃあ、落胆どころじゃ済まない。
『僕の犠牲も無駄になりますしねー。』
そーですね。
それにしても。
「『終日組』でも、捨て駒にされるのか…」
捨て駒は、『終日組』に入れない、下っ端の役目じゃなかったのか?
「『アメノミコト』にいる限り、頭領以外の全員、捨て駒にされる可能性はあるよ。絶対安心な地位なんてない」
「令月…」
鬼頭にあれだけ、お気に入り扱いされてた令月でさえ、こう言うのだ。
ならば、それが事実なのだろう。
すると、すぐりが。
「多分、『終日組』の中でも、比較的弱い…あるいは、耄碌してきた暗殺者なんだろうね。俺みたいな」
「おい、すぐり…」
「良いよ。こう例えた方が分かりやすいでしょ?」
そういうことじゃない。
「同じ『終日組』でも、序列みたいなものはあるってことでしょ。『八千代』は才能があるから大事にされてた。でも同じ『終日組』でも、俺や『玉響』みたいな、弱いカードは、捨て駒にもされる」
「…」
「だから今回選ばれたのは、その弱いカード達なんでしょ。さしづめ…『終日組』の下っ端、ってところかな?」
…お前。
自分をそこに含めてるんじゃないだろうな。
と思ったら。
「いやぁ、俺は裏切っといて良かったなぁ。でないと、間違いなく今回の任務に選ばれて、君達に殺されてたよ」
「おい」
「いや、その前に『玉響』と一緒に、『八千代』暗殺に選ばれた時点で、捨て駒扱いだったんだろーね。きっと」
「やめろ、すぐり」
そんな…自分を。
価値のないものみたいに、言うのはやめろ。
お前は捨て駒でも何でもない。
花曇すぐりという、一人の人間なんだ。
しかし。
「…いーよ、別に。分かってたから」
「すぐり…」
すぐりは、不貞腐れたような…全てを諦めたような顔で、ポツリと呟いた。


