…しかし。
「あれー?何してんの?」
「こんにちは」
すぐりと令月の二人が、丁度学院長室に入ってきた。
「あら、あなた達…一緒に来たんですか?珍しい」
「じょーだんじょーだん。『八千代』が勝手に俺の後ろをついてきただけで、俺は一人で来たよ」
世間では、それを一緒に来たと言う。
相変わらず、対抗意識燃やしてるなぁ。
「大体、呼んだのはそっちでしょ。俺は早く園芸部の方に行きたいのにさぁ。用があるならさっさと済ませ…ん?」
すぐりが、あることに気づいた。
そして、令月も。
「…不死身先生が、縫われてる」
「どしたの?呪いの人形みたいなことして。マゾなの?」
あぁ、マゾなんだよこいつ。
すぐ人を庇って怪我するからな。もうマゾだ。
「むむー。むーむー!」
「『八千歳』。あれ何言ってるか分かる?」
「さぁ。俺、ナジュせんせーの母国語知らないから」
言いたい放題の生徒達である。
しかし。
「ちっ。子供がいるんじゃ、ファラリスの雄牛を見せる訳にはいきませんね」
と、舌打ちするイレース。
するとナジュは、その通りとばかりにぶんぶん頷いた。
「え、ファラリスの雄牛?あの有名な奴?」
「それなら知ってる。確か、製作者が一番最初の犠牲者になったって伝説の、拷問具だ」
さすがは元『アメノミコト』の暗殺者。そういう、知らんでも良いことはよく知っている。
「あるの?見たい見たい!現物見るの初めてなんだよ俺」
そして、子供は残酷である。
「むー!むーむー!!」
必死にすぐりを止めようとするナジュである。
何かをメモに書き、すぐりに押し付ける。
「…え?ナジュせんせーが犠牲者になるの?へー…」
興味なさそうな顔。
しかし。
「でも、あの戦いで、ナジュせんせーには助けてもらったしなぁ。今度は俺が助けてあげるよ」
え?
「イレースせんせー。ファラリスはやめたげてよ」
救世主すぐり、現る。
「…ちっ。仕方ないですね」
またしても舌打ちして、ファラリスを思い留まるイレース。
「むー!」
命拾いしたー!みたいな顔の、歓喜のナジュ。
命拾いってか、不死身だけど。
「ファラリスの雄牛かぁ…。ちょっと見てみたかったな…」
なんか、ポソっと呟いてる元暗殺者もいるが。
「と、と、とりあえず皆落ち着いて。ね?折角揃ったんだし、落ち着いて話し合おう」
と、シルナが仲裁に入り。
何とか、拷問は回避したナジュであった。
「あれー?何してんの?」
「こんにちは」
すぐりと令月の二人が、丁度学院長室に入ってきた。
「あら、あなた達…一緒に来たんですか?珍しい」
「じょーだんじょーだん。『八千代』が勝手に俺の後ろをついてきただけで、俺は一人で来たよ」
世間では、それを一緒に来たと言う。
相変わらず、対抗意識燃やしてるなぁ。
「大体、呼んだのはそっちでしょ。俺は早く園芸部の方に行きたいのにさぁ。用があるならさっさと済ませ…ん?」
すぐりが、あることに気づいた。
そして、令月も。
「…不死身先生が、縫われてる」
「どしたの?呪いの人形みたいなことして。マゾなの?」
あぁ、マゾなんだよこいつ。
すぐ人を庇って怪我するからな。もうマゾだ。
「むむー。むーむー!」
「『八千歳』。あれ何言ってるか分かる?」
「さぁ。俺、ナジュせんせーの母国語知らないから」
言いたい放題の生徒達である。
しかし。
「ちっ。子供がいるんじゃ、ファラリスの雄牛を見せる訳にはいきませんね」
と、舌打ちするイレース。
するとナジュは、その通りとばかりにぶんぶん頷いた。
「え、ファラリスの雄牛?あの有名な奴?」
「それなら知ってる。確か、製作者が一番最初の犠牲者になったって伝説の、拷問具だ」
さすがは元『アメノミコト』の暗殺者。そういう、知らんでも良いことはよく知っている。
「あるの?見たい見たい!現物見るの初めてなんだよ俺」
そして、子供は残酷である。
「むー!むーむー!!」
必死にすぐりを止めようとするナジュである。
何かをメモに書き、すぐりに押し付ける。
「…え?ナジュせんせーが犠牲者になるの?へー…」
興味なさそうな顔。
しかし。
「でも、あの戦いで、ナジュせんせーには助けてもらったしなぁ。今度は俺が助けてあげるよ」
え?
「イレースせんせー。ファラリスはやめたげてよ」
救世主すぐり、現る。
「…ちっ。仕方ないですね」
またしても舌打ちして、ファラリスを思い留まるイレース。
「むー!」
命拾いしたー!みたいな顔の、歓喜のナジュ。
命拾いってか、不死身だけど。
「ファラリスの雄牛かぁ…。ちょっと見てみたかったな…」
なんか、ポソっと呟いてる元暗殺者もいるが。
「と、と、とりあえず皆落ち着いて。ね?折角揃ったんだし、落ち着いて話し合おう」
と、シルナが仲裁に入り。
何とか、拷問は回避したナジュであった。


