「むーむー」
「何だよ」
むーむーおばけが、またしてもメモを差し出してきた。
『僕頑張ったじゃないですか。僕がいち早く爆発に気づいて異空間に飛んだから、皆さん無傷でいられたんですよ?』
だから感謝しろ、ってか?
冗談じゃねえこの妖怪。
「だったらわざわざ盾にならなくても、影武者の死体だけ飛ばせば良かったじゃないか」
何で、自らミンチになりにいったんだ。
すると。
『僕の空間魔法の精度って、そこまで高くないんで。自分ごと転送する方が楽だったもんで、つい。』
つい、じゃねぇ。
やっぱり口縫って正解。
あれだけ、あれっ…だけ、自分が盾になって味方を守ろうとするのはやめろと。
口が酸っぱくなるほど、もうレモン百個分は酸っぱくなるほど言ってるのに。
こいつには、レモン百個では足りないのか?
「むー」
「何だよ」
千切ったメモには、一言。
『僕くらいになると、レモン千個はないと無理ですね(・ω<) 』
…。
「…イレース」
「はい」
「こいつ、全然反省してないみたいだからさ。なんか別の拷問考えてくれ」
「分かりました。では、今度学院長が何かしでかしたときに使おうと思っていた、ファラリスの雄牛を持ってきましょう」
良いもん持ってんなぁ、さすがイレース。
「むーむー!むー!」
むーむー言いながら、激しく抵抗するナジュ。
と、
「えっ。イレースちゃん本気?本気で私にそんなもの使うつもりだったの?え?私用なのそれ?嘘でしょ?え?え?」
まさか、自分の預かり知らぬところで、恐ろしい拷問具が用意されていたと知ったシルナ、激しく動揺。
「むー!むー」
ナジュが必死に紙をちぎって見せてくる。
書き殴ってるので、段々字が汚くなっていってる。
『そんなことしても、僕不死身だから死にませんよ!』
焦りが見える文面だ。
しかし。
「だからこそじゃないですか。死なないんだから、反省するまでじっくり炙ってあげますよ」
「むむむー!」
やめておけ。
イレースに、慈悲を期待するだけ無駄だ。
自分の浅慮を呪いながら、精々牛の悲鳴をあげるんだな。
「何だよ」
むーむーおばけが、またしてもメモを差し出してきた。
『僕頑張ったじゃないですか。僕がいち早く爆発に気づいて異空間に飛んだから、皆さん無傷でいられたんですよ?』
だから感謝しろ、ってか?
冗談じゃねえこの妖怪。
「だったらわざわざ盾にならなくても、影武者の死体だけ飛ばせば良かったじゃないか」
何で、自らミンチになりにいったんだ。
すると。
『僕の空間魔法の精度って、そこまで高くないんで。自分ごと転送する方が楽だったもんで、つい。』
つい、じゃねぇ。
やっぱり口縫って正解。
あれだけ、あれっ…だけ、自分が盾になって味方を守ろうとするのはやめろと。
口が酸っぱくなるほど、もうレモン百個分は酸っぱくなるほど言ってるのに。
こいつには、レモン百個では足りないのか?
「むー」
「何だよ」
千切ったメモには、一言。
『僕くらいになると、レモン千個はないと無理ですね(・ω<) 』
…。
「…イレース」
「はい」
「こいつ、全然反省してないみたいだからさ。なんか別の拷問考えてくれ」
「分かりました。では、今度学院長が何かしでかしたときに使おうと思っていた、ファラリスの雄牛を持ってきましょう」
良いもん持ってんなぁ、さすがイレース。
「むーむー!むー!」
むーむー言いながら、激しく抵抗するナジュ。
と、
「えっ。イレースちゃん本気?本気で私にそんなもの使うつもりだったの?え?私用なのそれ?嘘でしょ?え?え?」
まさか、自分の預かり知らぬところで、恐ろしい拷問具が用意されていたと知ったシルナ、激しく動揺。
「むー!むー」
ナジュが必死に紙をちぎって見せてくる。
書き殴ってるので、段々字が汚くなっていってる。
『そんなことしても、僕不死身だから死にませんよ!』
焦りが見える文面だ。
しかし。
「だからこそじゃないですか。死なないんだから、反省するまでじっくり炙ってあげますよ」
「むむむー!」
やめておけ。
イレースに、慈悲を期待するだけ無駄だ。
自分の浅慮を呪いながら、精々牛の悲鳴をあげるんだな。


