それだけではない。
「令月!作戦その2!」
「分かった」
このメンバーの中で、最も俊敏な令月が動いた。
その素早い身のこなしは、とても手負いの身体とは思えなかった。
令月が動いたことで、当然暗殺者達は、令月の小太刀を警戒して構えた。
令月が力魔法以外使えないことは、敵もよく知っている。
令月には、主に小太刀による近接戦闘しか出来ない。
彼が攻撃するなら、懐に入ってくるしかないと踏んでいるのだ。
来るなら来いと、迎え撃とうとしているのだろうが…。
そうはさせない。
確かにここは、お前らのホームグラウンドかもしれないが。
戦い方まで、お前らに付き合ってやるつもりはない。
令月は、懐から出した小さなゴルフボールのようなものを、暗殺者達めがけて一つずつ投げつけた。
「!?」
爆弾か何か、だと思ったか?
ある意味、爆弾よりタチの悪い代物だぞ。
あっという間に。
『終日組』の暗殺者達は、カラフルになった。
比喩ではない。
本当に、カラフルになった。
令月が投げつけたのは、蛍光塗料がたっぷり詰まった、色とりどりのカラーボール。
夜でも光るよう、蓄光塗料仕様にしておいた。
大変だったんだぞ、何色も用意するの。
シルナの分身が、あちこちの工務店を走り回っわたんだからな。
暗殺者達は、それぞれ赤、白、緑、黄色、等々、カラフルな色に染まった。
ちょっと拭ったところでは落ちない。
「何の真似だ…?」
暗殺者の一人が、そう呟いた。
当然の疑問だろう。
だが、答えは簡単。
それは、目印だ。
我らが完璧なる「司令塔」の為の、な。
「ふむ、成程…。赤と紫は暗器使い、黄色は魔弾使いですね。で…青と緑は刀、ピンクは…可愛い色してる癖に、鉄甲使いなので近接戦闘に気をつけて」
「!?」
暗殺者、改め。
レインボー集団と化した彼らの顔に、驚愕が浮かんだ。
この塗料は、ナジュが読心魔法で敵の心を読み、俺達に情報を伝える為の目印だ。
色で区別すれば、分かりやすいだろう?
すると。
「ん?心を閉ざしましたね。読まれてることに気づきました?」
やはり、そう来るか。
ナジュに心を読まれていると知り、レインボー集団は瞬時に心を閉ざし、心の仮面を被った。
しかし。
俺達はむしろ、そのときを待っていたのだ。
「攻め時ですよ、皆さん。行ってらっしゃい」
「よし任せろ!」
「了解です」
「分かった」
俺とイレースと令月が、3方向に飛び出した。
俺は、赤の暗殺者…暗器を使うという暗殺者に肉薄した。
小賢しい暗器使いは、放っておくと何を企むか分からない。
早々に倒しておくべきだ。
同じくイレースも、暗器使いと判明した紫の暗殺者と相対していた。
逆に令月は、魔弾使いの黄色に肉薄していた。
近接戦闘が得意な令月にとって、遠距離戦闘専門の魔弾使いは、良いカモだ。
うちのキュレムなら、その辺の対策はきっちりしている…と言うか、シルナにさせられていたが。
黄色君、お前はどうかな?
「令月!作戦その2!」
「分かった」
このメンバーの中で、最も俊敏な令月が動いた。
その素早い身のこなしは、とても手負いの身体とは思えなかった。
令月が動いたことで、当然暗殺者達は、令月の小太刀を警戒して構えた。
令月が力魔法以外使えないことは、敵もよく知っている。
令月には、主に小太刀による近接戦闘しか出来ない。
彼が攻撃するなら、懐に入ってくるしかないと踏んでいるのだ。
来るなら来いと、迎え撃とうとしているのだろうが…。
そうはさせない。
確かにここは、お前らのホームグラウンドかもしれないが。
戦い方まで、お前らに付き合ってやるつもりはない。
令月は、懐から出した小さなゴルフボールのようなものを、暗殺者達めがけて一つずつ投げつけた。
「!?」
爆弾か何か、だと思ったか?
ある意味、爆弾よりタチの悪い代物だぞ。
あっという間に。
『終日組』の暗殺者達は、カラフルになった。
比喩ではない。
本当に、カラフルになった。
令月が投げつけたのは、蛍光塗料がたっぷり詰まった、色とりどりのカラーボール。
夜でも光るよう、蓄光塗料仕様にしておいた。
大変だったんだぞ、何色も用意するの。
シルナの分身が、あちこちの工務店を走り回っわたんだからな。
暗殺者達は、それぞれ赤、白、緑、黄色、等々、カラフルな色に染まった。
ちょっと拭ったところでは落ちない。
「何の真似だ…?」
暗殺者の一人が、そう呟いた。
当然の疑問だろう。
だが、答えは簡単。
それは、目印だ。
我らが完璧なる「司令塔」の為の、な。
「ふむ、成程…。赤と紫は暗器使い、黄色は魔弾使いですね。で…青と緑は刀、ピンクは…可愛い色してる癖に、鉄甲使いなので近接戦闘に気をつけて」
「!?」
暗殺者、改め。
レインボー集団と化した彼らの顔に、驚愕が浮かんだ。
この塗料は、ナジュが読心魔法で敵の心を読み、俺達に情報を伝える為の目印だ。
色で区別すれば、分かりやすいだろう?
すると。
「ん?心を閉ざしましたね。読まれてることに気づきました?」
やはり、そう来るか。
ナジュに心を読まれていると知り、レインボー集団は瞬時に心を閉ざし、心の仮面を被った。
しかし。
俺達はむしろ、そのときを待っていたのだ。
「攻め時ですよ、皆さん。行ってらっしゃい」
「よし任せろ!」
「了解です」
「分かった」
俺とイレースと令月が、3方向に飛び出した。
俺は、赤の暗殺者…暗器を使うという暗殺者に肉薄した。
小賢しい暗器使いは、放っておくと何を企むか分からない。
早々に倒しておくべきだ。
同じくイレースも、暗器使いと判明した紫の暗殺者と相対していた。
逆に令月は、魔弾使いの黄色に肉薄していた。
近接戦闘が得意な令月にとって、遠距離戦闘専門の魔弾使いは、良いカモだ。
うちのキュレムなら、その辺の対策はきっちりしている…と言うか、シルナにさせられていたが。
黄色君、お前はどうかな?


