「無理して思い出すことない。記憶があろうとなかろうと、君はナジュ君で、それ以外の何者でもない」
「…学院長…」
「そりゃ、思い出してくれるのが一番だけど。それでまた無理して倒れたんじゃ、同じことの繰り返しだもん」
それはやめてくれ。
縁起でもないことを言うな。
悪夢再来かよ。
「忘れたんなら、また築いていけば良い。一度仲良くなれたんだから、また仲良くなれるよ。1から、また仲良くなろう。思い出を築いていこう」
…そうだな。
そりゃあ、ナジュの記憶が戻るなら、その方が良いけど。
でも思い出せないからって、ナジュが自分を責める必要は、全くない。
ましてや、今度はなくした記憶を取り戻そうと無理をして、またぶっ倒れられたら。
今度こそ俺達も、心折れるぞ。
それだったら、忘れてくれて良い。
楽しい思い出は、たくさんあったが。
ナジュにとって辛い記憶も、たくさんあったはずだから。
それを忘れられるなら、ナジュにとっては良いのかもしれない。
思い出せば、辛かったときのことも、一緒に思い出す訳だからな。
だったら、どちらでも良い。
「思い出せるようになったら、思い出せば良い。出来ないならそれでも構わない。また一緒に、今までよりたくさん、楽しい思い出を作っていこうよ」
「…!」
それで、良いじゃないか。
折角、目を覚ましてくれたんだから。
それ以上を望むのは、贅沢というものだ。
「ま、俺は元々、まだ付き合い短いからね〜。今から初対面でも全然OKだよ」
非常に軽いノリのすぐり。
と、
「僕、不死身先生が不死身だって知らないで、腕切断させたことあるからなー。それを忘れてくれるんなら良いかも」
こちらも割と軽いノリの令月。
あのな、それ言っちゃったら意味ないだろ。
「そうですね。今度はもっと授業に熱心に取り組むよう、再教育する良い機会です」
イレースなんて、考え方が前向き。
頭の切り替えの速さは、相変わらず一流だ。
そして。
「俺も、シルナと同意見だ」
俺は、ナジュにそう言った。
思い出せないのなら、無理をして思い出すことはない。
また1から、やり直しても構わない。
ここに、イーニシュフェルト魔導学院に、戻ってきてくれたんだからそれで充分だ。
「また一緒に、なくした分以上の思い出を作っていけば良い。だろ?」
「…皆さん…」
…だからそんな、泣きそうな顔すんなって。
お前が何回忘れても、その度にまた、1からやり直せば良いだけの話だ。
だからもう、無理はするな。
「…ありがとう、ございます」
ここから俺達の絆の、再スタートだ。
「…学院長…」
「そりゃ、思い出してくれるのが一番だけど。それでまた無理して倒れたんじゃ、同じことの繰り返しだもん」
それはやめてくれ。
縁起でもないことを言うな。
悪夢再来かよ。
「忘れたんなら、また築いていけば良い。一度仲良くなれたんだから、また仲良くなれるよ。1から、また仲良くなろう。思い出を築いていこう」
…そうだな。
そりゃあ、ナジュの記憶が戻るなら、その方が良いけど。
でも思い出せないからって、ナジュが自分を責める必要は、全くない。
ましてや、今度はなくした記憶を取り戻そうと無理をして、またぶっ倒れられたら。
今度こそ俺達も、心折れるぞ。
それだったら、忘れてくれて良い。
楽しい思い出は、たくさんあったが。
ナジュにとって辛い記憶も、たくさんあったはずだから。
それを忘れられるなら、ナジュにとっては良いのかもしれない。
思い出せば、辛かったときのことも、一緒に思い出す訳だからな。
だったら、どちらでも良い。
「思い出せるようになったら、思い出せば良い。出来ないならそれでも構わない。また一緒に、今までよりたくさん、楽しい思い出を作っていこうよ」
「…!」
それで、良いじゃないか。
折角、目を覚ましてくれたんだから。
それ以上を望むのは、贅沢というものだ。
「ま、俺は元々、まだ付き合い短いからね〜。今から初対面でも全然OKだよ」
非常に軽いノリのすぐり。
と、
「僕、不死身先生が不死身だって知らないで、腕切断させたことあるからなー。それを忘れてくれるんなら良いかも」
こちらも割と軽いノリの令月。
あのな、それ言っちゃったら意味ないだろ。
「そうですね。今度はもっと授業に熱心に取り組むよう、再教育する良い機会です」
イレースなんて、考え方が前向き。
頭の切り替えの速さは、相変わらず一流だ。
そして。
「俺も、シルナと同意見だ」
俺は、ナジュにそう言った。
思い出せないのなら、無理をして思い出すことはない。
また1から、やり直しても構わない。
ここに、イーニシュフェルト魔導学院に、戻ってきてくれたんだからそれで充分だ。
「また一緒に、なくした分以上の思い出を作っていけば良い。だろ?」
「…皆さん…」
…だからそんな、泣きそうな顔すんなって。
お前が何回忘れても、その度にまた、1からやり直せば良いだけの話だ。
だからもう、無理はするな。
「…ありがとう、ございます」
ここから俺達の絆の、再スタートだ。


