神殺しのクロノスタシス3

…ごめんな。

本当は、すぐ近くにいるんだけどな。
 
そして何より。

ナジュがあんな風になったのは、俺達のせいなのだ。
 
本当に…ごめんな。

お前達から、大好きな「ナジュ先生」を奪って…。こんなにも…心配させて…。

「学院長先生…。ナジュ先生、大丈夫ですよね?また…戻ってきてくれますよね?」

縋るような眼差しで問い掛けてくる。

…そんなの、俺達だって知りたいよ。と。

本音では、言いたいところだったが。
 
「大丈夫だよ」

シルナが、笑顔でそう答えた。  

屈託のない、いつものシルナ・エインリー学院長の笑顔で。

「ナジュ君は必ず帰ってくる。こんな素敵な花束をもらったんだもん。帰ってこない訳にはいかないよ」

そう言って、シルナは紙の花束を受け取った。

「ありがとうね、これは私が責任を持って、ナジュ君のところに持っていってもらうよう手配する。だから心配しないで」

「学院長先生…」

「本当に…ありがとうね。君達にそんなに思ってもらえて、ナジュ君も喜んでると思うよ」

…だな。
 
こんなことされたら、もう教師冥利に尽きるってもんだ。

教師として、再び生徒達の前に戻ってこなくては。

起きたらやることが増えたぞ、ナジュ。良かったな。

あとは、お前が目を覚ますだけだ。