――――――…すぐりが、何かを言いかけたそのとき。
固く閉じられていたナジュの目が、開いた。
「!!」
この場にいる誰もが、ナジュの顔を見た。
良かった。
死なないとは分かってるはずなのに、あまりにも死体みたいに見えて…。
でも、やっぱりナジュは不死身だった。
「ナジュ、良かった。お前、不死身とはいえ、いきなりあんなことになってるから、心配して…」
「…あんなことを、この子にさせたのは誰よ」
ナジュが、冷たい声でそう言った。
…え?
「ナジュ君…?だいじょ、」
シルナが、そっとナジュに手を伸ばそうとした。
すると。
ナジュはガバリと起き上がり、シルナの襟首を掴んだ。
な…にを、
「あんなことを、この子にさせたのは誰よ!!あなた達でしょ!」
「…!?」
殺してやろうかという、凄まじい剣幕で。
叫んでいるのは、ナジュではなかった。
身体はナジュのものだけど、中身は別人だった。
「君は…」
シルナも、それに気づいたようだが。
しかし、ナジュ(仮)は構わなかった。
「だから止めたのに!無理しないでって言ったのに!あなた達がナジュ君に無理させたんでしょ!」
ナジュ君…だって?
もしかして、この子は。
「いつもいつも、ナジュ君が死なないからって、肉の壁みたいに使って!便利だからって読心魔法を使わせて!ナジュ君は道具じゃない。あなた達の便利な道具じゃないのよ!」
涙を流していた。
ナジュの身体の中にいる、ナジュではないもう一人は。
涙を流しながら、俺達を罵っていた。
「ナジュ君が不死身じゃなかったら、何回死んだと思ってるの?死ななかったら、ナジュ君が死ぬほど痛い思いをしても、どうでも良いの?あと何回そんな痛みを味わわせるつもり?あと何回…ナジュ君を便利な盾代わりにするつもりなの?」
「…」
「読心魔法だって…。一回思うように使えなかったからって、役立たず呼ばわりなの?そんなことでナジュ君を見捨てるの?ナジュ君を何だと思ってるの?ナジュ君がどんな思いで、どんな思いでこんなことしたと思ってるのよ!?」
…こんなこと、だって?
じゃあこの子…彼女は、ナジュの身に何が起きたのか知って、
「君は…ナジュ君の中の…リリスちゃん、だね?」
「…」
ナジュ、改め。
『冥界の女王』リリスは、返事をする代わりに、俺達を強く睨み付けた。
固く閉じられていたナジュの目が、開いた。
「!!」
この場にいる誰もが、ナジュの顔を見た。
良かった。
死なないとは分かってるはずなのに、あまりにも死体みたいに見えて…。
でも、やっぱりナジュは不死身だった。
「ナジュ、良かった。お前、不死身とはいえ、いきなりあんなことになってるから、心配して…」
「…あんなことを、この子にさせたのは誰よ」
ナジュが、冷たい声でそう言った。
…え?
「ナジュ君…?だいじょ、」
シルナが、そっとナジュに手を伸ばそうとした。
すると。
ナジュはガバリと起き上がり、シルナの襟首を掴んだ。
な…にを、
「あんなことを、この子にさせたのは誰よ!!あなた達でしょ!」
「…!?」
殺してやろうかという、凄まじい剣幕で。
叫んでいるのは、ナジュではなかった。
身体はナジュのものだけど、中身は別人だった。
「君は…」
シルナも、それに気づいたようだが。
しかし、ナジュ(仮)は構わなかった。
「だから止めたのに!無理しないでって言ったのに!あなた達がナジュ君に無理させたんでしょ!」
ナジュ君…だって?
もしかして、この子は。
「いつもいつも、ナジュ君が死なないからって、肉の壁みたいに使って!便利だからって読心魔法を使わせて!ナジュ君は道具じゃない。あなた達の便利な道具じゃないのよ!」
涙を流していた。
ナジュの身体の中にいる、ナジュではないもう一人は。
涙を流しながら、俺達を罵っていた。
「ナジュ君が不死身じゃなかったら、何回死んだと思ってるの?死ななかったら、ナジュ君が死ぬほど痛い思いをしても、どうでも良いの?あと何回そんな痛みを味わわせるつもり?あと何回…ナジュ君を便利な盾代わりにするつもりなの?」
「…」
「読心魔法だって…。一回思うように使えなかったからって、役立たず呼ばわりなの?そんなことでナジュ君を見捨てるの?ナジュ君を何だと思ってるの?ナジュ君がどんな思いで、どんな思いでこんなことしたと思ってるのよ!?」
…こんなこと、だって?
じゃあこの子…彼女は、ナジュの身に何が起きたのか知って、
「君は…ナジュ君の中の…リリスちゃん、だね?」
「…」
ナジュ、改め。
『冥界の女王』リリスは、返事をする代わりに、俺達を強く睨み付けた。


