―――――…そのとき。
俺とシルナは、学院長室にいた。
「…おい、大丈夫かシルナ」
「うぅ…」
シルナは、みっともなく机に突っ伏して、ぶーたれていた。
年甲斐もなく。
「あんなに怒る?ねぇ。私が払うよって言ったのに。あんなに怒る?普通。ねぇ」
昨日、鬼教官イレースに、散々叱られまくったのが、相当響いてるらしいな。
お前が怒られるようなことをするからだろ。
イレースだって、理由もないのに怒らないよ。
あとは、まぁ…。
「…日頃の行いだな」
「酷い!」
だって事実だし。
生徒におだてられたからって、菓子買うのやめろよ。
しかも、あんな大量に。
そりゃ怒られるわ。
「とにかく、しばらくは菓子を控えて…」
と、俺が言いかけた、
そのときだった。
「学院長先生…!」
血相を変えた生徒が、学院長室に飛び込んで来た。
「え、ど、どうしたの?」
シルナは、慌ててガバっと起き上がった。
今は、授業の時間だろう。
何故、今生徒がここにいる?
「ナジュ先生が…ナジュ先生がいきなり…!」
その生徒は、狼狽えながら言った。
ナジュだって…?
「落ち着いて、一体どうしたの?」
シルナが、生徒の背中をさすりながら問い掛けた。
「ナジュ先生が、いきなり狂ったように叫んで…倒れてしまって…」
…何だと?
俺とシルナは、互いに顔を見合わせた。
「凄く苦しそうで…どうしたら良いのか分からなくて…」
「分かった。すぐに行くから」
シルナは、即座にそう答えた。
努めて、優しそうな口調で。
生徒を心配させないように。
こういうところは、さすがだと思う。
「保健室に行って、天音先生を呼んできてくれるかな」
「で、でも…」
「大丈夫。ナジュく…ナジュ先生のことは、私達に任せて。よく伝えに来てくれたね。ありがとう」
シルナは笑顔でそう言い、生徒を宥めた。
すると生徒は頷いて、その足で保健室に向かった。
そして。
「羽久、行こう」
「あぁ」
何があったのか知らないが、とにかく現場に駆けつけないことには分からない。
俺とシルナは、学院長室にいた。
「…おい、大丈夫かシルナ」
「うぅ…」
シルナは、みっともなく机に突っ伏して、ぶーたれていた。
年甲斐もなく。
「あんなに怒る?ねぇ。私が払うよって言ったのに。あんなに怒る?普通。ねぇ」
昨日、鬼教官イレースに、散々叱られまくったのが、相当響いてるらしいな。
お前が怒られるようなことをするからだろ。
イレースだって、理由もないのに怒らないよ。
あとは、まぁ…。
「…日頃の行いだな」
「酷い!」
だって事実だし。
生徒におだてられたからって、菓子買うのやめろよ。
しかも、あんな大量に。
そりゃ怒られるわ。
「とにかく、しばらくは菓子を控えて…」
と、俺が言いかけた、
そのときだった。
「学院長先生…!」
血相を変えた生徒が、学院長室に飛び込んで来た。
「え、ど、どうしたの?」
シルナは、慌ててガバっと起き上がった。
今は、授業の時間だろう。
何故、今生徒がここにいる?
「ナジュ先生が…ナジュ先生がいきなり…!」
その生徒は、狼狽えながら言った。
ナジュだって…?
「落ち着いて、一体どうしたの?」
シルナが、生徒の背中をさすりながら問い掛けた。
「ナジュ先生が、いきなり狂ったように叫んで…倒れてしまって…」
…何だと?
俺とシルナは、互いに顔を見合わせた。
「凄く苦しそうで…どうしたら良いのか分からなくて…」
「分かった。すぐに行くから」
シルナは、即座にそう答えた。
努めて、優しそうな口調で。
生徒を心配させないように。
こういうところは、さすがだと思う。
「保健室に行って、天音先生を呼んできてくれるかな」
「で、でも…」
「大丈夫。ナジュく…ナジュ先生のことは、私達に任せて。よく伝えに来てくれたね。ありがとう」
シルナは笑顔でそう言い、生徒を宥めた。
すると生徒は頷いて、その足で保健室に向かった。
そして。
「羽久、行こう」
「あぁ」
何があったのか知らないが、とにかく現場に駆けつけないことには分からない。


