きっかけは、とある女子生徒の一言だった。
「ねぇ、学院長先生、パブロバってお菓子知ってますか?」
「パブロバ…?」
「この間、外国の小説読んでたら出てきたんです。学院長先生、食べたことありますか?」
「いや…ないなぁ」
ほう。
シルナでも、まだ食べたことのないお菓子があったとは。
世界は広いな。
パブロバって何だ?
「そうなんですか…。どんなお菓子なんだろうなぁ…」
「…」
シルナでさえ食べたことがないと聞いて、ちょっとショボンとする女子生徒。
そしてシルナは、決意した。
この生徒に、パブロバというお菓子はこういうものだよ、と教えてあげようと。
他ならぬ自分が、彼女に食べさせてあげようと。
そして他ならぬ自分もまた、その見知らぬお菓子を食べてみたいと。
シルナは調べた。パブロバという珍しいお菓子は、何処に売っているのかと。
わざわざ、分身を作ってまで探させた。
いっそ自分で作れば良いのに。
二日ほど調べて、ようやく見つけた。
王都セレーナから遠く離れた、南方都市シャネオンに、世界各地の珍しいお菓子を取り扱う店があることを。
それが、スイーツショップ「ヘンゼルとグレーテル」だった。
シルナはその店から、パブロバというお菓子を取り寄せた。
…大量に。
クラスどころか、学年全員に配れるほど大量に。
そして、該当生徒を呼び寄せ、これがパブロバだよ〜と一緒に食べ。
他の生徒にも、珍しいお菓子があるよ~と呼び止めては食べさせ。
自分もモリモリ食って。
…そして、今に至る。
「ねぇ、学院長先生、パブロバってお菓子知ってますか?」
「パブロバ…?」
「この間、外国の小説読んでたら出てきたんです。学院長先生、食べたことありますか?」
「いや…ないなぁ」
ほう。
シルナでも、まだ食べたことのないお菓子があったとは。
世界は広いな。
パブロバって何だ?
「そうなんですか…。どんなお菓子なんだろうなぁ…」
「…」
シルナでさえ食べたことがないと聞いて、ちょっとショボンとする女子生徒。
そしてシルナは、決意した。
この生徒に、パブロバというお菓子はこういうものだよ、と教えてあげようと。
他ならぬ自分が、彼女に食べさせてあげようと。
そして他ならぬ自分もまた、その見知らぬお菓子を食べてみたいと。
シルナは調べた。パブロバという珍しいお菓子は、何処に売っているのかと。
わざわざ、分身を作ってまで探させた。
いっそ自分で作れば良いのに。
二日ほど調べて、ようやく見つけた。
王都セレーナから遠く離れた、南方都市シャネオンに、世界各地の珍しいお菓子を取り扱う店があることを。
それが、スイーツショップ「ヘンゼルとグレーテル」だった。
シルナはその店から、パブロバというお菓子を取り寄せた。
…大量に。
クラスどころか、学年全員に配れるほど大量に。
そして、該当生徒を呼び寄せ、これがパブロバだよ〜と一緒に食べ。
他の生徒にも、珍しいお菓子があるよ~と呼び止めては食べさせ。
自分もモリモリ食って。
…そして、今に至る。


