…のは、良いものの。
新しい訓練場は、学院長室よりずっとハードだった。
ここでは常時、五人以上の読心を続けていたが。
「…っ」
一瞬も気を抜けない。
集中力が途切れたら、すぐに五人以上の思考の波に呑まれてしまいそうになる。
しかも。
僕は、読心魔法だけに徹していれば良い訳じゃない。
「ナジュ先生、この魔導書に書いてあることなんですけど…」
「…」
「…ナジュ先生?」
「…あ、はい…。何ですか?」
当然だが、生徒達に風魔法の指南もしなければならない。
何タスク同時進行だよ。
おまけにこの子達、(無駄に)サークル活動に熱心で。
新しい風魔法を会得しようと、いくつもの風魔法の魔導書を持ってきては。
ホワイトボードにあれこれ書き、ああでもないこうでもないと議論し。
僕に、意見を求めてくる。
彼らの思考はほぼずっと、目まぐるしく怒濤のように動いていて。
僕の頭に流れ込んでくる情報の量は、学院長室にいた頃と比べると、半端ではなかった。
…大変過ぎる。
いや、前向きに考えろ。
その分、訓練には持ってこいだ。
お陰で。
風魔法サークルを訓練場に変えてから、およそ二週間ほどもたつと。
僕が無意識にかけていた五人以上リミッターが、いつの間にか外れていた。
新しい訓練場は、学院長室よりずっとハードだった。
ここでは常時、五人以上の読心を続けていたが。
「…っ」
一瞬も気を抜けない。
集中力が途切れたら、すぐに五人以上の思考の波に呑まれてしまいそうになる。
しかも。
僕は、読心魔法だけに徹していれば良い訳じゃない。
「ナジュ先生、この魔導書に書いてあることなんですけど…」
「…」
「…ナジュ先生?」
「…あ、はい…。何ですか?」
当然だが、生徒達に風魔法の指南もしなければならない。
何タスク同時進行だよ。
おまけにこの子達、(無駄に)サークル活動に熱心で。
新しい風魔法を会得しようと、いくつもの風魔法の魔導書を持ってきては。
ホワイトボードにあれこれ書き、ああでもないこうでもないと議論し。
僕に、意見を求めてくる。
彼らの思考はほぼずっと、目まぐるしく怒濤のように動いていて。
僕の頭に流れ込んでくる情報の量は、学院長室にいた頃と比べると、半端ではなかった。
…大変過ぎる。
いや、前向きに考えろ。
その分、訓練には持ってこいだ。
お陰で。
風魔法サークルを訓練場に変えてから、およそ二週間ほどもたつと。
僕が無意識にかけていた五人以上リミッターが、いつの間にか外れていた。


