「ナジュ君~!何処行ってたの?しばらく見なかったから~!」
「なんか、すぐりのとこで悪さ企んでたそうじゃないか?」
と、羽久さん。
何故それを。
あぁ、令月さん経由で伝わってたか。
失礼だなぁ。何も悪いことなんか企んでないのに。
「人聞き悪いですねぇ。僕はただ、学生の甘酸っぱい青春の手助けをしてただけですよ」
「…??」
まぁ、その結果すぐりさんは。
白馬に乗る王子様になって、秘密のお花畑に小川を作り、そこで花の輪っかを作成する羽目になった訳だが。
それは僕のせいじゃないぞ。
恨むなら、そんな少女を好きになった自分を恨んでくれ。
「で?その青春プロジェクトは終わったのか」
「さぁ。あとは彼次第です」
すぐりさんが、ツキナさんの望む恋人になれる日は、いつ来るのだろうか。
そもそもそんな日は、ちゃんと訪れるのだろうか。
甚だ疑問だが。
「ナジュ君が来ない間、ナジュ君の分のお菓子、余っちゃって大変だったんだからね?もー」
「それはそれは、申し訳ないです」
いちいち僕の分まで用意してたんですか?
…そうですよね。
あなただけは、僕が「失敗」したときも、僕を責める気持ちはなかった。
今、改めて学院長の心の中を覗いてみても。
みすみす『玉響』さんを死なせてしまったことに対する批難の気持ちは、全く感じられない。
…そっと、他の人達の心の中も覗いてみる。
現在この部屋にいるのは、僕を除いて三人。
シルナ学院長、羽久さん、それから放課後学習会に来ている令月さん。
一人ずつ、順番に心を覗く。
怖かった。
羽久さんと令月さんは、まだ僕に対する批難の気持ちを持っているかもしれなかったから。
でも。
「…」
二人共けろっとして、僕を責める気持ちはないようだった。
羽久さんは、「こいつ、すぐりと組んで何を悪さしてたんだ…?」と思ってるようだし。
令月さんに至っては、目の前の課題の方に夢中なようで、僕のことを考えてすらいない。
…良かった。
…いや良くない。僕、別にすぐりさんと悪どいことを企んでた訳じゃないから。
失敬な。僕を何だと思ってる。
…まぁ良い。
この部屋にいるのは、三人。
三人か…。三人。
まぁ、最初の練習としては、丁度良いくらいか。
「ナジュ君にもマカロンあげるよ、はい」
「どうも」
正直今、マカロンのことなんてどうでも良いのだが。
とりあえず、笑顔でもらっておく。
そうだな。
この程度のこと、マカロン食べながら出来るくらいじゃなきゃ、話にならない。
…じゃあ、始めようか。
「なんか、すぐりのとこで悪さ企んでたそうじゃないか?」
と、羽久さん。
何故それを。
あぁ、令月さん経由で伝わってたか。
失礼だなぁ。何も悪いことなんか企んでないのに。
「人聞き悪いですねぇ。僕はただ、学生の甘酸っぱい青春の手助けをしてただけですよ」
「…??」
まぁ、その結果すぐりさんは。
白馬に乗る王子様になって、秘密のお花畑に小川を作り、そこで花の輪っかを作成する羽目になった訳だが。
それは僕のせいじゃないぞ。
恨むなら、そんな少女を好きになった自分を恨んでくれ。
「で?その青春プロジェクトは終わったのか」
「さぁ。あとは彼次第です」
すぐりさんが、ツキナさんの望む恋人になれる日は、いつ来るのだろうか。
そもそもそんな日は、ちゃんと訪れるのだろうか。
甚だ疑問だが。
「ナジュ君が来ない間、ナジュ君の分のお菓子、余っちゃって大変だったんだからね?もー」
「それはそれは、申し訳ないです」
いちいち僕の分まで用意してたんですか?
…そうですよね。
あなただけは、僕が「失敗」したときも、僕を責める気持ちはなかった。
今、改めて学院長の心の中を覗いてみても。
みすみす『玉響』さんを死なせてしまったことに対する批難の気持ちは、全く感じられない。
…そっと、他の人達の心の中も覗いてみる。
現在この部屋にいるのは、僕を除いて三人。
シルナ学院長、羽久さん、それから放課後学習会に来ている令月さん。
一人ずつ、順番に心を覗く。
怖かった。
羽久さんと令月さんは、まだ僕に対する批難の気持ちを持っているかもしれなかったから。
でも。
「…」
二人共けろっとして、僕を責める気持ちはないようだった。
羽久さんは、「こいつ、すぐりと組んで何を悪さしてたんだ…?」と思ってるようだし。
令月さんに至っては、目の前の課題の方に夢中なようで、僕のことを考えてすらいない。
…良かった。
…いや良くない。僕、別にすぐりさんと悪どいことを企んでた訳じゃないから。
失敬な。僕を何だと思ってる。
…まぁ良い。
この部屋にいるのは、三人。
三人か…。三人。
まぁ、最初の練習としては、丁度良いくらいか。
「ナジュ君にもマカロンあげるよ、はい」
「どうも」
正直今、マカロンのことなんてどうでも良いのだが。
とりあえず、笑顔でもらっておく。
そうだな。
この程度のこと、マカロン食べながら出来るくらいじゃなきゃ、話にならない。
…じゃあ、始めようか。


