「ふーん…。まぁ、好きにしなよ。とにかく俺は、もう訓練には付き合わなくて良いんだよね?」
「そうなりますね」
「あー、長かった。全く、嫌と言うほど暴かれたくもない心の中を覗かれて、散々だったよ」
おっと、それは心外だな。
「あれ~?大好きなツキナさんの写真をプレゼントしたり、彼女の好みや嗜好を探っては教えてあげ、心の奥のスケベ心を黙ってあげてる優しい教師は誰でしたっけ?」
「わーもう、ナジュせんせーだぁい好き!ありがと~この野郎!」
宜しい。
でも、まぁ。
「僕もあなたには感謝してますよ」
「…何を?」
「訓練に付き合ってもらったのもそうですし、それに何より…気づかせてくれましたからね」
僕の読心魔法の弱点。
そして…僕が自分の魔法に、慢心していたという恥ずべき事実に。
すぐりさんが現れなかったら、一生気づかないままだったかもしれない。
いや、僕の一生は無駄に長いことが確定しているので、もしかしたら何処かで気づいていたかもしれないが。
それはきっと、もっとずっと先のことだっただろう。
「ふーん…。何でも良いけど…」
「そんな訳なので、ありがとうございました」
「あぁ、ちょっと待ってよ」
「?何か?」
すぐりさんは、年相応にちょっともじもじしてから。
「…ツキナがさぁ、毎日ナジュせんせーが来てくれるもんだから、『ナジュ先生も園芸に興味あるのかなぁ、野菜出来たら一緒に収穫したいね!』とか言ってたから」
「…」
「…毎日じゃなくても、たまには、また…園芸部に顔を出してよ。いきなり来なくなったら…ツキナが寂しがる」
…ほう。
「…『やっとツキナと二人きりで部活動出来ると思ったのに、こいつが来なかったらツキナが寂しがるから、仕方ない譲歩してやるか』…」
「早速俺の心の奥を読むの、やめてくれないかなぁ!?」
はいはい、顔真っ赤で激怒、ありがとうございます。
「冗談ですよ」
「何がだよ!?事実じゃん!」
まぁ事実なんだけど。
「分かりました。また顔出しますね」
「…宜しく」
「あと、王子様とお花畑、頑張ってくださいね」
「…やっぱり来ないでもらおうかな…」
ふふ。
(僕と違って)命短し、恋せよ男子。
存分に、青春を味わうと良い。
「そうなりますね」
「あー、長かった。全く、嫌と言うほど暴かれたくもない心の中を覗かれて、散々だったよ」
おっと、それは心外だな。
「あれ~?大好きなツキナさんの写真をプレゼントしたり、彼女の好みや嗜好を探っては教えてあげ、心の奥のスケベ心を黙ってあげてる優しい教師は誰でしたっけ?」
「わーもう、ナジュせんせーだぁい好き!ありがと~この野郎!」
宜しい。
でも、まぁ。
「僕もあなたには感謝してますよ」
「…何を?」
「訓練に付き合ってもらったのもそうですし、それに何より…気づかせてくれましたからね」
僕の読心魔法の弱点。
そして…僕が自分の魔法に、慢心していたという恥ずべき事実に。
すぐりさんが現れなかったら、一生気づかないままだったかもしれない。
いや、僕の一生は無駄に長いことが確定しているので、もしかしたら何処かで気づいていたかもしれないが。
それはきっと、もっとずっと先のことだっただろう。
「ふーん…。何でも良いけど…」
「そんな訳なので、ありがとうございました」
「あぁ、ちょっと待ってよ」
「?何か?」
すぐりさんは、年相応にちょっともじもじしてから。
「…ツキナがさぁ、毎日ナジュせんせーが来てくれるもんだから、『ナジュ先生も園芸に興味あるのかなぁ、野菜出来たら一緒に収穫したいね!』とか言ってたから」
「…」
「…毎日じゃなくても、たまには、また…園芸部に顔を出してよ。いきなり来なくなったら…ツキナが寂しがる」
…ほう。
「…『やっとツキナと二人きりで部活動出来ると思ったのに、こいつが来なかったらツキナが寂しがるから、仕方ない譲歩してやるか』…」
「早速俺の心の奥を読むの、やめてくれないかなぁ!?」
はいはい、顔真っ赤で激怒、ありがとうございます。
「冗談ですよ」
「何がだよ!?事実じゃん!」
まぁ事実なんだけど。
「分かりました。また顔出しますね」
「…宜しく」
「あと、王子様とお花畑、頑張ってくださいね」
「…やっぱり来ないでもらおうかな…」
ふふ。
(僕と違って)命短し、恋せよ男子。
存分に、青春を味わうと良い。


