──────…その頃。
学院長室では。
「はくちゅっ」
「…」
良い歳したおっさんが、無駄に可愛いくしゃみをするな気持ち悪い。
「あれ~…。風邪かなぁ…」
誰かが噂してんじゃねぇの?
学院長のことなんかどうでも良いわ、とか。
「それより羽久~。今日のおやつはな~んだ!」
「知らないし…何でも良いよ…」
「じゃーん!今日はスイートポテトだよ~」
あっそ。
「珍しいな。またチョコ系の何かだと思ってたよ」
こいつのチョコ好きは異常だからな。
前世カカオ豆だったんじゃね?ってくらい。
チョコケーキ、チョコアイス、チョコクッキー、チョコプリン等々…。
そんなシルナが、今日は芋とは。
どういう風の吹き回しだ。
「今日は何だかね…スイートポテトにこう…呼ばれた気がしたんだよ!分かる?こう、ビビッ!とね、電流が走るかのごとく…。スイートポテトが私を呼んでたんだ」
中二病かよ。
ただお前が食べたかっただけだろ。どういう言い訳してんだ。
「そんな訳でスイートポテト食べよ!はいっ、羽久の分」
そして、何でわざわざ毎回俺の分を買ってくるんだ。
すると、そこに。
「学院長。先日の魔導教育委員会会議での資料を…」
タイミング良く(悪く?)イレースがやって来た。
「おっとイレースちゃん!良いところに!」
「…何ですか」
ジト目のイレース。
どうせまた下らないことでしょう、とでも言いたそうな顔。
安心しろ。その通りだ。
「今日のおやつはスイートポテトなんだよ!今日買ってきたの!」
「あぁそうですか良かったですねーはいはい。で、これ資料なんで、目を通しておいてください。それじゃ」
「イレースちゃん相手してぇぇぇぇ!」
どうでも良いわとばかりに、資料を置いて立ち去ろうとするイレースに。
シルナは、必死にしがみついていた。
あー見苦しい。
「イレースちゃんの分もあるんだよ!ほら!ナジュ君の分も!令月君の分も!その他大勢の分も!」
シルナは、LLサイズのケーキボックスを出してきた。
でかっ。
あれ、シルナ専用だろ。
まさか買い占めてきたのか?
「馬鹿なんですかあなたは…」
ドン引きのイレース。
「美味しいね芋菓子」
「令月君…。スイートポテト、スイートポテトだからね」
放課後学習会の傍ら、もぐもぐとスイートポテトを頬張る令月。
芋菓子って。
そりゃ芋菓子だけれども。
「皆の分あるんだから!皆食べてくれなきゃ困るよ!」
「あぁもう…。私は忙しいんですよ」
「お願いだから~!」
子供か。
こいつ、いちいち他人の分まで用意してくるから…。
…ん?
「…そういえば、最近ナジュいないな」
「…確かに、そうですね」
これまでは、呼んでもないのに学院長室にやって来ては。
シルナの秘蔵の菓子を摘まんだり、お得意の読心魔法で人の心を読んでからかってはと、放課後をエンジョイしていたが。
近頃、姿を見なくなった。
学院長室では。
「はくちゅっ」
「…」
良い歳したおっさんが、無駄に可愛いくしゃみをするな気持ち悪い。
「あれ~…。風邪かなぁ…」
誰かが噂してんじゃねぇの?
学院長のことなんかどうでも良いわ、とか。
「それより羽久~。今日のおやつはな~んだ!」
「知らないし…何でも良いよ…」
「じゃーん!今日はスイートポテトだよ~」
あっそ。
「珍しいな。またチョコ系の何かだと思ってたよ」
こいつのチョコ好きは異常だからな。
前世カカオ豆だったんじゃね?ってくらい。
チョコケーキ、チョコアイス、チョコクッキー、チョコプリン等々…。
そんなシルナが、今日は芋とは。
どういう風の吹き回しだ。
「今日は何だかね…スイートポテトにこう…呼ばれた気がしたんだよ!分かる?こう、ビビッ!とね、電流が走るかのごとく…。スイートポテトが私を呼んでたんだ」
中二病かよ。
ただお前が食べたかっただけだろ。どういう言い訳してんだ。
「そんな訳でスイートポテト食べよ!はいっ、羽久の分」
そして、何でわざわざ毎回俺の分を買ってくるんだ。
すると、そこに。
「学院長。先日の魔導教育委員会会議での資料を…」
タイミング良く(悪く?)イレースがやって来た。
「おっとイレースちゃん!良いところに!」
「…何ですか」
ジト目のイレース。
どうせまた下らないことでしょう、とでも言いたそうな顔。
安心しろ。その通りだ。
「今日のおやつはスイートポテトなんだよ!今日買ってきたの!」
「あぁそうですか良かったですねーはいはい。で、これ資料なんで、目を通しておいてください。それじゃ」
「イレースちゃん相手してぇぇぇぇ!」
どうでも良いわとばかりに、資料を置いて立ち去ろうとするイレースに。
シルナは、必死にしがみついていた。
あー見苦しい。
「イレースちゃんの分もあるんだよ!ほら!ナジュ君の分も!令月君の分も!その他大勢の分も!」
シルナは、LLサイズのケーキボックスを出してきた。
でかっ。
あれ、シルナ専用だろ。
まさか買い占めてきたのか?
「馬鹿なんですかあなたは…」
ドン引きのイレース。
「美味しいね芋菓子」
「令月君…。スイートポテト、スイートポテトだからね」
放課後学習会の傍ら、もぐもぐとスイートポテトを頬張る令月。
芋菓子って。
そりゃ芋菓子だけれども。
「皆の分あるんだから!皆食べてくれなきゃ困るよ!」
「あぁもう…。私は忙しいんですよ」
「お願いだから~!」
子供か。
こいつ、いちいち他人の分まで用意してくるから…。
…ん?
「…そういえば、最近ナジュいないな」
「…確かに、そうですね」
これまでは、呼んでもないのに学院長室にやって来ては。
シルナの秘蔵の菓子を摘まんだり、お得意の読心魔法で人の心を読んでからかってはと、放課後をエンジョイしていたが。
近頃、姿を見なくなった。


