『玉響』を埋葬し、学生寮に戻る途中。
「…分かってると思うけどさー、『八千代』」
「何?」
「俺達の平和って、多分長くは続かないよねー」
「うん、だろうね」
実際、『八千代』が寝返って間もなく、頭領様含め下級暗殺者達が学院に攻め込んできて。
その奇襲が失敗した後、数ヶ月足らずで俺達が暗殺任務を課せられた。
何度も何度も、もう言うまでもないけど。
『アメノミコト』は、裏切り者を許さない。
『八千代』のみならず、俺までもが裏切り。
『玉響』もまた、任務に失敗して命を落とした。
『アメノミコト』でも精鋭とされる『終日組』の三名が、立て続けに敵の手に落ちたとなれば。
ジャマ王国最大のマフィアであり、暗殺専門組織『アメノミコト』の威信に関わる問題だ。
間違いなく、報復に来る。
多分次は、これまでとは比にならない。
今回の俺と『玉響』のように、『終日組』の何名かをこっそり送り込んでくる、とか。
そんな生易しい規模ではないはずだ。
…そのときどうなるかなんて、あんまり考えたくないなー。
「…俺達の身がどうなろうと、それは自業自得だけどね」
「うん」
「でも、俺達の為に、他の誰かが犠牲になるのは、駄目だよね」
「うん」
そこは、お互い意見が一致している。
当然だ。
裏切ったのは、あくまで俺達の身勝手。
だから、俺達がどんな粛清を受けようが、拷問されて殺されようがミンチにされようが、それは俺達の責任。
どーでも良い。
裏切り者は、裏切り者に相応しい罰を受けるのが当然。
それは覚悟してるし、いつそのときが来ても構わ…。
…いや、構うけどさ。
折角、楽しくツキナと園芸部始めたばっかりなんだから。
せめて昨日植えた大根が実り、一緒に収穫するまでは生きていたい。
…とはいえ。
闇に生きるべき宿命を放棄した俺達に、どうせろくな未来はやってこない。
それは分かってる。そんなこと、百も承知で裏切った。
俺達の身は、どうなったって構わない。
だから。
「…ここの人達は、絶対守ろーね」
「うん。守ろう」
即答だった。
…そういえば。
「俺達、初めて意見が合ったね~」
「本当だ。友情の始まりだね」
そんな友情、俺は嫌だけど。
友情なんてものが育つまで、生きていられたら良いね。俺達。
「…分かってると思うけどさー、『八千代』」
「何?」
「俺達の平和って、多分長くは続かないよねー」
「うん、だろうね」
実際、『八千代』が寝返って間もなく、頭領様含め下級暗殺者達が学院に攻め込んできて。
その奇襲が失敗した後、数ヶ月足らずで俺達が暗殺任務を課せられた。
何度も何度も、もう言うまでもないけど。
『アメノミコト』は、裏切り者を許さない。
『八千代』のみならず、俺までもが裏切り。
『玉響』もまた、任務に失敗して命を落とした。
『アメノミコト』でも精鋭とされる『終日組』の三名が、立て続けに敵の手に落ちたとなれば。
ジャマ王国最大のマフィアであり、暗殺専門組織『アメノミコト』の威信に関わる問題だ。
間違いなく、報復に来る。
多分次は、これまでとは比にならない。
今回の俺と『玉響』のように、『終日組』の何名かをこっそり送り込んでくる、とか。
そんな生易しい規模ではないはずだ。
…そのときどうなるかなんて、あんまり考えたくないなー。
「…俺達の身がどうなろうと、それは自業自得だけどね」
「うん」
「でも、俺達の為に、他の誰かが犠牲になるのは、駄目だよね」
「うん」
そこは、お互い意見が一致している。
当然だ。
裏切ったのは、あくまで俺達の身勝手。
だから、俺達がどんな粛清を受けようが、拷問されて殺されようがミンチにされようが、それは俺達の責任。
どーでも良い。
裏切り者は、裏切り者に相応しい罰を受けるのが当然。
それは覚悟してるし、いつそのときが来ても構わ…。
…いや、構うけどさ。
折角、楽しくツキナと園芸部始めたばっかりなんだから。
せめて昨日植えた大根が実り、一緒に収穫するまでは生きていたい。
…とはいえ。
闇に生きるべき宿命を放棄した俺達に、どうせろくな未来はやってこない。
それは分かってる。そんなこと、百も承知で裏切った。
俺達の身は、どうなったって構わない。
だから。
「…ここの人達は、絶対守ろーね」
「うん。守ろう」
即答だった。
…そういえば。
「俺達、初めて意見が合ったね~」
「本当だ。友情の始まりだね」
そんな友情、俺は嫌だけど。
友情なんてものが育つまで、生きていられたら良いね。俺達。


