おー…。天音…。
よく来てくれた。
とりあえず、このミンチ肉を何とかしてくれ。
「えっ…!ど、どうしたのこれ…!?」
床一面に広がる、ナジュの残骸を見て。
天音は、絶句していた。
そりゃまぁ、誰だってそうなる。
これを無視して、「罰掃除行こっ!」だからな、あのツキナって子。
大物になるよ。
「これはまぁ…。生徒の友情を育む手伝いをしてたら…うっかり…戦車に轢かれたみたいになってしまいまして…」
「そ、そんな状況ある…!?」
…あったんだよ。
…あったんだ。
「名誉の戦死だ。せめて天音の手で弔ってやってくれ」
「死んでないですけどね…」
「と、とにかく、すぐ治すから!」
天音は、慌ててナジュに杖を向けた。
ジュクジュクと生々しい音を立てて、ナジュの細胞が増殖していった。
生で見るものじゃないな。
目、逸らしておこう。
「治りが遅い…毒が練り込まれてる」
やはり、あの爆弾。
「解毒…出来そうです?」
「初見の毒だから…。時間がかかるかもしれない」
「そうですか…。じゃあ…毒の方は気にせず身体だけ治してもらえたら…。時間さえかければ、自分で解毒出来るので…」
「良いから。毒を抜かないまま臓器を修復したって、また毒に侵されるよ」
「大丈夫です…。その都度また修復するんで…」
「駄目。良いから大人しくして」
「…」
目を逸らしていたけれど。
ちらりと天音を見たら、天音の目は真剣そのもので。
ナジュの身体を修復しながら、同時に彼の身体を侵している毒を解毒しようと、必死に頭を働かせていた。
…どうせ不死身の身体。毒に侵されようが、時間さえかければ、勝手に治るのに。
天音にとっては、そんなことは関係ないのだ。
自力で解毒するまでに、ナジュが味わうであろう苦痛を、少しでも短くする為に…。
以前にも、ナジュはミンチにされたことがあったが。
あのときは、数日がかりで回復していた。
内臓や脳みそ、はみ出したまま歩いてたもんな。
それが、今や。
天音の巧みな回復魔法のお陰で、早くも身体の修復が終わりかけていた。
早っ。
「シルナの回復魔法より強いんじゃね…?」
「えっ」
もうシルナの特技一覧から、「回復魔法」の項目を取り除こう。
「陰湿な分身魔法」だけ残しておいてやるよ。
「羽久が、私に失礼なことを考えてる気がする…!」
「事実だよ」
それから、ものの十分もしないうちに。
身体の修復は終わった。
ようやく、見られる姿になったな。
「はぁ…。死ぬかと思った…。いや、死なないんですけど…」
「天音がいてくれて良かったな」
「全くですよ…。あれだけ挽き肉にされてたら、まーた小腸はみ出したまま生活しなきゃならないところだった…」
あれな。
グロいから、マジでやめてくれ。
「よいしょ…と」
ナジュは、再生したばかりの両足で、スッと立ち上がった。
途端。
ぐらりと倒れかけ、壁に手をついた。
よく来てくれた。
とりあえず、このミンチ肉を何とかしてくれ。
「えっ…!ど、どうしたのこれ…!?」
床一面に広がる、ナジュの残骸を見て。
天音は、絶句していた。
そりゃまぁ、誰だってそうなる。
これを無視して、「罰掃除行こっ!」だからな、あのツキナって子。
大物になるよ。
「これはまぁ…。生徒の友情を育む手伝いをしてたら…うっかり…戦車に轢かれたみたいになってしまいまして…」
「そ、そんな状況ある…!?」
…あったんだよ。
…あったんだ。
「名誉の戦死だ。せめて天音の手で弔ってやってくれ」
「死んでないですけどね…」
「と、とにかく、すぐ治すから!」
天音は、慌ててナジュに杖を向けた。
ジュクジュクと生々しい音を立てて、ナジュの細胞が増殖していった。
生で見るものじゃないな。
目、逸らしておこう。
「治りが遅い…毒が練り込まれてる」
やはり、あの爆弾。
「解毒…出来そうです?」
「初見の毒だから…。時間がかかるかもしれない」
「そうですか…。じゃあ…毒の方は気にせず身体だけ治してもらえたら…。時間さえかければ、自分で解毒出来るので…」
「良いから。毒を抜かないまま臓器を修復したって、また毒に侵されるよ」
「大丈夫です…。その都度また修復するんで…」
「駄目。良いから大人しくして」
「…」
目を逸らしていたけれど。
ちらりと天音を見たら、天音の目は真剣そのもので。
ナジュの身体を修復しながら、同時に彼の身体を侵している毒を解毒しようと、必死に頭を働かせていた。
…どうせ不死身の身体。毒に侵されようが、時間さえかければ、勝手に治るのに。
天音にとっては、そんなことは関係ないのだ。
自力で解毒するまでに、ナジュが味わうであろう苦痛を、少しでも短くする為に…。
以前にも、ナジュはミンチにされたことがあったが。
あのときは、数日がかりで回復していた。
内臓や脳みそ、はみ出したまま歩いてたもんな。
それが、今や。
天音の巧みな回復魔法のお陰で、早くも身体の修復が終わりかけていた。
早っ。
「シルナの回復魔法より強いんじゃね…?」
「えっ」
もうシルナの特技一覧から、「回復魔法」の項目を取り除こう。
「陰湿な分身魔法」だけ残しておいてやるよ。
「羽久が、私に失礼なことを考えてる気がする…!」
「事実だよ」
それから、ものの十分もしないうちに。
身体の修復は終わった。
ようやく、見られる姿になったな。
「はぁ…。死ぬかと思った…。いや、死なないんですけど…」
「天音がいてくれて良かったな」
「全くですよ…。あれだけ挽き肉にされてたら、まーた小腸はみ出したまま生活しなきゃならないところだった…」
あれな。
グロいから、マジでやめてくれ。
「よいしょ…と」
ナジュは、再生したばかりの両足で、スッと立ち上がった。
途端。
ぐらりと倒れかけ、壁に手をついた。


