「一緒に組んでたんじゃないのかよ?」
「組んでたけど、最初からほぼ別行動だったし~。俺はハナから、『玉響』と協力する気なんてなかったし~。『玉響』と組むのも会うのも、今回が初めてだったし~」
「…」
「だから『玉響』の暗殺スタイルも、どんな手口で来るのかも知らないね~。折角おはぎまで用意して俺を呼びつけたのに、な~んにも得られずに残念でし、」
「…あなた」
イレースが、いつの間にか杖を握り締めていた。
…先端から、雷がパチパチ光っている杖を。
「子供だと思って容赦していたら、大人をおちょくるのもいい加減に…」
「ま、まぁまぁまぁイレースちゃん落ち着いて?杖、杖は収めよう?ね?落ち着いてほら。おはぎ、おはぎあげるからほら」
「要りませんよそんなもの!」
「ひえっ」
とばっちりでイレースに怒られるシルナ。
気の毒に。
でも、イレースの言い分はもっともだ。
「…すぐり」
「何~?」
「お前、知ってることなら何でも話すって言ったよな?」
「うーん。言ったね」
「もう一回聞いてやる。ちゃんと答えろ。答えなかったら…」
「え、どうなるの?何か面白い拷問でも考え、」
「学生寮の部屋割り、お前と令月を同室にしてやる」
「…」
へらへらしていたすぐりの顔が、一瞬ピタリと止まり。
そして。
「…分かったよ。教えるからそれは勘弁してよ」
「よし」
初めからそうしろ。
本当にそんなことしたら、喧嘩で学生寮が崩壊しかねないから、こちらとしても捨て身の脅しだ。
「…って言っても、詳しく知らないのは事実だよ。『玉響』の得意な魔法も、そもそも魔法が使えるのかどうかも知らない」
すぐりは、ふて腐れた子供のように口を尖らせた。
こういうところは、年相応で可愛いんだけどな。
「分かった、それで良い。分かることだけ話せ」
「いーよ」
そう言って、すぐりはジャマ王国を出たときのことから、話を始めた。
「組んでたけど、最初からほぼ別行動だったし~。俺はハナから、『玉響』と協力する気なんてなかったし~。『玉響』と組むのも会うのも、今回が初めてだったし~」
「…」
「だから『玉響』の暗殺スタイルも、どんな手口で来るのかも知らないね~。折角おはぎまで用意して俺を呼びつけたのに、な~んにも得られずに残念でし、」
「…あなた」
イレースが、いつの間にか杖を握り締めていた。
…先端から、雷がパチパチ光っている杖を。
「子供だと思って容赦していたら、大人をおちょくるのもいい加減に…」
「ま、まぁまぁまぁイレースちゃん落ち着いて?杖、杖は収めよう?ね?落ち着いてほら。おはぎ、おはぎあげるからほら」
「要りませんよそんなもの!」
「ひえっ」
とばっちりでイレースに怒られるシルナ。
気の毒に。
でも、イレースの言い分はもっともだ。
「…すぐり」
「何~?」
「お前、知ってることなら何でも話すって言ったよな?」
「うーん。言ったね」
「もう一回聞いてやる。ちゃんと答えろ。答えなかったら…」
「え、どうなるの?何か面白い拷問でも考え、」
「学生寮の部屋割り、お前と令月を同室にしてやる」
「…」
へらへらしていたすぐりの顔が、一瞬ピタリと止まり。
そして。
「…分かったよ。教えるからそれは勘弁してよ」
「よし」
初めからそうしろ。
本当にそんなことしたら、喧嘩で学生寮が崩壊しかねないから、こちらとしても捨て身の脅しだ。
「…って言っても、詳しく知らないのは事実だよ。『玉響』の得意な魔法も、そもそも魔法が使えるのかどうかも知らない」
すぐりは、ふて腐れた子供のように口を尖らせた。
こういうところは、年相応で可愛いんだけどな。
「分かった、それで良い。分かることだけ話せ」
「いーよ」
そう言って、すぐりはジャマ王国を出たときのことから、話を始めた。


