「どうしたすぐり。ようやく令月と仲直りする気になっ…」
「はぁ?嫌だね。俺は『八千代』のことなんて嫌いだ」
やっぱり駄目そう。
いやでも、しかし。
それなら何で、いきなりまたやって来たんだ?
と、思っていたら。
すぐりは、令月の前につかつかと歩み寄り。
令月の襟首を、ガシッと掴んだ。
お、おいおい喧嘩でも始めるつもりか、と身構えたら。
「…先日は桜餅を駄目にして、悪かったよ」
…えっ。
「気にしてたらごめんね」
「別に気にしてないよ」
「あっそー。そうだと思った」
そう言うなり、すぐりは令月から手を離した。
「じゃあね、これでちゃんと謝ったから!」
室内の全員がポカンとする中、すぐりは言いたいことだけを言って。
これでもう用済みとばかりに、さっさと学院長室を出ていった。
…一瞬で台風が来て、一瞬で過ぎ去ったかのようだ。
…とりあえず。
「…ナジュ」
「はい」
「あいつ、あれ…作戦か何か?」
「さぁ…。とにかく謝らなきゃいけないから謝った、って感じで、特に作戦企んでる訳じゃありませんでしたけど」
そうなんだ。
それなら安心だけど、でも別の意味で心配になってくる。
今あいつ…令月に、謝った、よな?
謝り方がかなり雑だったけど、でも謝った。
…マジで、どういう風の吹き回しなんだ?
「…青春だ。青春だよ…」
俺は唖然としているのに、シルナは何故かほんわか顔。
「…ナジュ」
「はい」
「こいつ…。シルナは、何を考えてる?」
「大丈夫。あなたの予想通り…頭の中、お花畑です」
「そうか」
それはそれで、安心したよ。
「はぁ?嫌だね。俺は『八千代』のことなんて嫌いだ」
やっぱり駄目そう。
いやでも、しかし。
それなら何で、いきなりまたやって来たんだ?
と、思っていたら。
すぐりは、令月の前につかつかと歩み寄り。
令月の襟首を、ガシッと掴んだ。
お、おいおい喧嘩でも始めるつもりか、と身構えたら。
「…先日は桜餅を駄目にして、悪かったよ」
…えっ。
「気にしてたらごめんね」
「別に気にしてないよ」
「あっそー。そうだと思った」
そう言うなり、すぐりは令月から手を離した。
「じゃあね、これでちゃんと謝ったから!」
室内の全員がポカンとする中、すぐりは言いたいことだけを言って。
これでもう用済みとばかりに、さっさと学院長室を出ていった。
…一瞬で台風が来て、一瞬で過ぎ去ったかのようだ。
…とりあえず。
「…ナジュ」
「はい」
「あいつ、あれ…作戦か何か?」
「さぁ…。とにかく謝らなきゃいけないから謝った、って感じで、特に作戦企んでる訳じゃありませんでしたけど」
そうなんだ。
それなら安心だけど、でも別の意味で心配になってくる。
今あいつ…令月に、謝った、よな?
謝り方がかなり雑だったけど、でも謝った。
…マジで、どういう風の吹き回しなんだ?
「…青春だ。青春だよ…」
俺は唖然としているのに、シルナは何故かほんわか顔。
「…ナジュ」
「はい」
「こいつ…。シルナは、何を考えてる?」
「大丈夫。あなたの予想通り…頭の中、お花畑です」
「そうか」
それはそれで、安心したよ。


