さようなら、そしてありがとう

5月2日

姫奈「おはよー」

『おはよう』

今日からこの5人との生活が始まる。

相馬「姫奈朝ごはん食べるか?」

姫奈「うん!食べたい!」

なんか久しぶりに誰かとご飯食べる気がする。

朝陽「姫奈って、どこ高?」

姫奈「緑高だったの」

湊「だった?」

姫奈「うん、もうやめたから」

光「なんでやめたの」

姫奈「行く必要が無くなったから」

昨日、余命宣告を受けた後、退学届けを出してきた。

相馬「じゃあ姫奈も、俺らと桜高行こう
ぜ!」

姫奈「えっ!?」

夕陽「うん、そうしよう!」

どうしよう。けど、後3ヶ月だけだけど楽しそうかも。

姫奈「うん。分かった」

『やったー』
光と朝陽以外の声が重なった。

姫奈「けど、今日は無理だよ?
手続きもまだだし、荷物取りいかな
きゃだから。」

相馬「分かった。
明日から一緒の学校だな!」

…キュン