さようなら、そしてありがとう

〈桜雅〉

朝陽「なぁ相馬、なんで姫奈がここに住む
ことになったんだ？」

湊「それ俺も思ってた。普通女子高生がこ
んな物騒なところ来るわけないだろ」

…いっていいのかな

相馬「…姫奈はここで…自殺しようとして
たんだ」


『っつ！』

朝陽「…まじか」

全員が息を飲んだ。

夕陽「じゃあなんで一緒に住むなんて話に
なったの？」


相馬「夜遅かったから、家まで送るって言
ったら、親に電話して『ここに住む
から』ってOK出たから。」

湊「…相馬悪いけど、姫奈はここにいちゃ
ダメな人間だ。」

相馬「はぁ？どうゆう意味だよ！」

湊「光に言われて調べたんだ、姫奈のこと
そしたら…」

そういって、パソコンをこっちに見せてきた。

そこには…

『赤星 姫奈 赤星財閥の1人娘』
と、書かれていた。

相馬「これ本当にあってるか？とゆうか、
姫奈の名字って赤星だったの？」

朝陽「相馬知らなかったの？」

相馬「うん」

光「で、どうする？姫奈さんのこと。」

『光、お前どこ行ってたんだよ！』

全員声が重なった。

光「巡回。で、どうするの相馬」

相馬「姫奈次第だろ。俺は姫奈のしたいよ
うにすればいいと思うけど？」

みんなが、首を縦に振った

湊を除いて…

そして、湊は『余命3ヶ月』と書かれているパソコンを閉じた。