さようなら、そしてありがとう

6月21日

姫奈「あっ、光君おはよう」

光「あぁ、」

姫奈「みんなは?」

光「学校ないから、みんな寝てる。」

姫奈「そっか、」

『……』

姫奈「…ねぇ、光君」

光「なに」

姫奈「聞いてもいい?」

光「なにを?」

姫奈「初めてあった時に言ってたじゃん、
女なんか信じられないって。過去に
なにかあったのかなぁって。」

光「…」

姫奈「話したくないならいいんだ。」

光「…去年、俺には付き合っている人が居
たんだ。」

姫奈「…うん」

光「柳田愛っていうんだ。姫奈さんとも同
い年。」

姫奈「そうなんだ。」

光「うん。でも、付き合って5ヶ月たったぐ
らいから、愛の様子が変わりはじめ
た。それに俺は気付けなかった。」

姫奈「…」

光「愛は…ずっと、いじめられてた。」

姫奈「えっ…」

光「愛はずっと1人でかかえてたんだ。気
付いた時には、愛はぼろぼろだった。
しかも、いじめられてた理由が…俺だ
ったんだよ。」

姫奈「えっ…」

光「愛にも、お前のせいでいじめられたお
前のせいだって。事実だけど、悔しか
った。好きだった相手に…」

姫奈「そうだったんだ。」

光「なんで話てくれなかったか聞いても、
彼氏に相談出来るわけないとか言われ
たら…」

『信じたくても、信じられなくなった』

光「愛の方が苦しかったのに、俺の方が崩
れた。」

ギュッ

姫奈「そんなことない!どっちの方がとか
ないよ!」

光「っ!、あぁーーーー!」



姫奈「大丈夫?」

光「っ、あぁ。悪かった。」

姫奈「全然。話してくれてありがとう。」

光「今まで冷たくして、悪かった。」

姫奈「大丈夫。これからは、仲良くして
ね?」

光「あぁ。改めて、よろしく、姫奈。」

姫奈「うん。」

夕陽「おはよーって、あー!」

光「うるせーな」

夕陽「だって、2人が仲良くなってるんだも
ん。みんなー」

朝陽「なんだよ。うるせーな。」

相馬「ほんとだよ。」

湊「どうしたんだよ、夕陽。」

夕陽「きーてよ、光と姫奈ちゃんが仲良く
してねなってるんだよ!」

相馬・朝陽・湊『ほんとだ…』

朝陽「どーしたんだよ、光。変な物食った
か?」

光「うるせーな。笑」

姫奈・光『ニコニコ』

相馬)仲良くしやがってコソッ

湊「光、相馬がヤキモチ妬いてる。」

相馬「バカっ!焼いてねぇーよ!」

光「ほらっ、早く着替えてこいよ、会議始
めるぞ。」

『はいはい』

姫奈「じゃあ、私は部屋に戻ってるね!」


〈姫奈〉

ープルルル

(電話なんて珍しい)

「もしもし」

『久しぶり、姫奈』

「お母さん…」

『元気にしてるの?』

「うん、それよりどうしたの」

『姫奈にお願いがあるの』

「なによ」

『明日の赤星財閥主催のパーティーに出席
して欲しいの』

「なんで私が。後は継がないって言ったで
しょ。なのになんで」

『えぇ、後は継がなくてもいいわ。でも、
後継ぎの発表をして欲しくて』

「そんなのお母さんがやってよ」

『そのはずだったんだけど、アメリカで会
議が入っちゃって。お願い出来ない?」

「…はぁ、分かったよ」

『ありがとう、姫奈。場所は後で送るわ。
それと、衣装は会場の待機場所に送っと
くわ』

「分かった、じゃあね」

『あぁ、待って。あのー何だっけ?相馬君
だっけ?一緒に住んでるの?その子達も
一緒でいいわよ。』

「…ありがとう」

『じゃあね、楽しく過ごしなさい。』

「うん、またね」