〈姫奈〉
私は、みんなから離れる決意をした。
本当は、ずっと一緒に居たかった。
でも…
もうみんな迷惑かけたくなかった。
特に雫と湊には…
ごめんね、みんな
〈桜雅〉
光「で、相馬落ち着いたか?」
相馬「うん…ありがと…」
夕陽「誰も心当たりないの?」
『……』
湊「あっ…いや、なんでもない。」
光「湊、何か知ってるだろ。」
湊「……」
相馬「教えてくれよ、湊」
湊「俺の口からは、言えない。」
朝陽「なんで」
湊「言えない…でも、姫奈の居場所な
ら…」
相馬「なら…なら、連れ戻してくれ!」
湊「分かった」
〈湊〉
姫奈なら、あそこにいる。
絶対。
一様雫に連絡しないと…
『もしもし、雫?』
『もしもし、どうしたの湊?』
『姫奈が居なくなった』
『はぁ?!』
『だから、一緒に来て』
『分かるの場所?』
『うん』
『分かった、すぐ行く』
姫奈「なんで…ここに…」
湊「やっぱりな」
雫「やっぱり?」
湊「うん。姫奈の部屋のベッドの下に薬が
あったから。姫奈は絶対自分からは死
なないと思ったし、それに死ぬのに洋
服は持っていかないでしょ。」
雫「すごい…。探偵みたい…。」
姫奈「だからって、病院に居るとは限らな
いでしょ。」
湊「そうだなぁ。でも、俺は桜雅の?」
姫奈「…ハッカー」
湊「だから何でも知ってる。俺一様日本一
だからね。」
雫「なんで何も言わずに出てったの?」
姫奈「…もう、みんなに迷惑かけたくなか
ったから。」
湊「ふざけんな。みんな姫奈のこと心配し
てんだよ。こんなこと言いたくないけ
ど、何も言わない方が迷惑だ。」
雫「ちょっと、湊落ち着いて」
姫奈「…ごめん」
湊「いや、俺もごめん」
雫「で、姫奈はなんで病院に来たの」
姫奈「みんなと離れて、死ぬのが怖くなっ
たんだ。」
『……』
姫奈「だからね、先生に言って死ぬまでこ
こに居られるようにしてもらった
の。」
雫「なら、家に帰ろう。みんな姫奈のこと
待ってるよ。」
湊「帰ろう。」
姫奈「でも、また迷惑かけるから。」
湊「誰も迷惑だなんて思ってない。特に相
馬は…」
雫「余計なこと言わない。」
ばれちゃうじゃん、相馬が姫奈のこと好きなのが…(雫)
湊「すいません」
姫奈「…分かった。帰るよ」
湊「じゃあ、手続きしてくるから。」
〈姫奈&雫〉
姫奈「ごめんね、雫。」
雫「大丈夫。早く帰ろうね。」
姫奈「そうじゃなくて、湊君のこと。」
雫「えっ!」
姫奈「好きなんでしょ、湊君のこと。」
雫「なんで知ってるの、隠してたのに。」
姫奈「バレバレ。それに聞いちゃったんだ
よね、桜雅が流星を潰しに行った日
に。」
雫「そっか、でも姫奈だってバレバレだ
よ。」
姫奈「隠してたのに、」
雫「好きなんでしょ、相馬のこと。」
姫奈「うん、好きだよ。でも、病気だか
ら。諦めるよ。」
雫「なんで、好きなんでしょだったら…」
姫奈「無理だよ、諦めるよ。」
雫「なんで、好きなんでしょ!」
姫奈「でも、諦めるしかないんだよ。」
雫「…私は諦めない。叶わないとしても、
諦めたくないもん。」
姫奈「雫はすごいね。」
雫「私は、姫奈の方がすごいと思うよ。」
姫奈「そんなことないよ。」
湊「お待たせ、明日帰れるって。」
姫奈「ありがとう、湊君」
湊「相馬達には、明日帰るって伝えてある
から。」
私は、みんなから離れる決意をした。
本当は、ずっと一緒に居たかった。
でも…
もうみんな迷惑かけたくなかった。
特に雫と湊には…
ごめんね、みんな
〈桜雅〉
光「で、相馬落ち着いたか?」
相馬「うん…ありがと…」
夕陽「誰も心当たりないの?」
『……』
湊「あっ…いや、なんでもない。」
光「湊、何か知ってるだろ。」
湊「……」
相馬「教えてくれよ、湊」
湊「俺の口からは、言えない。」
朝陽「なんで」
湊「言えない…でも、姫奈の居場所な
ら…」
相馬「なら…なら、連れ戻してくれ!」
湊「分かった」
〈湊〉
姫奈なら、あそこにいる。
絶対。
一様雫に連絡しないと…
『もしもし、雫?』
『もしもし、どうしたの湊?』
『姫奈が居なくなった』
『はぁ?!』
『だから、一緒に来て』
『分かるの場所?』
『うん』
『分かった、すぐ行く』
姫奈「なんで…ここに…」
湊「やっぱりな」
雫「やっぱり?」
湊「うん。姫奈の部屋のベッドの下に薬が
あったから。姫奈は絶対自分からは死
なないと思ったし、それに死ぬのに洋
服は持っていかないでしょ。」
雫「すごい…。探偵みたい…。」
姫奈「だからって、病院に居るとは限らな
いでしょ。」
湊「そうだなぁ。でも、俺は桜雅の?」
姫奈「…ハッカー」
湊「だから何でも知ってる。俺一様日本一
だからね。」
雫「なんで何も言わずに出てったの?」
姫奈「…もう、みんなに迷惑かけたくなか
ったから。」
湊「ふざけんな。みんな姫奈のこと心配し
てんだよ。こんなこと言いたくないけ
ど、何も言わない方が迷惑だ。」
雫「ちょっと、湊落ち着いて」
姫奈「…ごめん」
湊「いや、俺もごめん」
雫「で、姫奈はなんで病院に来たの」
姫奈「みんなと離れて、死ぬのが怖くなっ
たんだ。」
『……』
姫奈「だからね、先生に言って死ぬまでこ
こに居られるようにしてもらった
の。」
雫「なら、家に帰ろう。みんな姫奈のこと
待ってるよ。」
湊「帰ろう。」
姫奈「でも、また迷惑かけるから。」
湊「誰も迷惑だなんて思ってない。特に相
馬は…」
雫「余計なこと言わない。」
ばれちゃうじゃん、相馬が姫奈のこと好きなのが…(雫)
湊「すいません」
姫奈「…分かった。帰るよ」
湊「じゃあ、手続きしてくるから。」
〈姫奈&雫〉
姫奈「ごめんね、雫。」
雫「大丈夫。早く帰ろうね。」
姫奈「そうじゃなくて、湊君のこと。」
雫「えっ!」
姫奈「好きなんでしょ、湊君のこと。」
雫「なんで知ってるの、隠してたのに。」
姫奈「バレバレ。それに聞いちゃったんだ
よね、桜雅が流星を潰しに行った日
に。」
雫「そっか、でも姫奈だってバレバレだ
よ。」
姫奈「隠してたのに、」
雫「好きなんでしょ、相馬のこと。」
姫奈「うん、好きだよ。でも、病気だか
ら。諦めるよ。」
雫「なんで、好きなんでしょだったら…」
姫奈「無理だよ、諦めるよ。」
雫「なんで、好きなんでしょ!」
姫奈「でも、諦めるしかないんだよ。」
雫「…私は諦めない。叶わないとしても、
諦めたくないもん。」
姫奈「雫はすごいね。」
雫「私は、姫奈の方がすごいと思うよ。」
姫奈「そんなことないよ。」
湊「お待たせ、明日帰れるって。」
姫奈「ありがとう、湊君」
湊「相馬達には、明日帰るって伝えてある
から。」



