さようなら、そしてありがとう

6月4日

体育祭本番。

でも、朝から少し体がおもだるい。

まだリレーまで時間があるから、少しだけやすめるかなぁ。

『いってきまーす』

雫「おはよー姫奈、ついでに桜雅も」

朝陽「お前、ついでってひどくね?」

姫奈「まあまあ、雫おはよー」

いつも、朝陽と雫はこんなかんじだ。

雫「じゃあ、姫奈と先に行くから。」

湊「おいっ、走って転ぶなよー。」

学校は朝から盛り上がっていた。

私も、雫と桜雅のみんなと一緒に盛り上がった。

けど、まだ頭がクラクラして体がおもだるい。

『次は、男女混合リレーです。出場する人
は体育前に集まってください。』

雫「姫奈頑張ってね」

姫奈「うん、頑張って来る。」

大丈夫リレーが終わったらちゃんとやすむから、倒れるな、自分。

『よーい、スタート』

1番 朝陽

2番 湊

3番 夕陽

4番 姫奈

5番 相馬 の順番。

夕陽「姫奈ちゃん、頑張って。」

そういってバトンをもらった。

今のところ2位だ。

ここで、2位をたもとう。


…クラッ ヤバい

バタン

行けると思ったのに。

ごめんね雫、桜雅のみんな。

『……ひなa…ひ…なぁ』

声が聞こえない。