ランチのお時間です。




「1人増えたくらいでそんな変わんないっしょ?謝礼はちゃんと渡すからさー」


「いやいやいや……」



この人は距離感オンチなのか?


なんで今日の今日知り合った人とこんなに距離を詰められるのだろうか。



「じゃ、俺B組だからー。何かあればコレに連絡ちょーだい」



坂井くんは制服のポッケに入ってた付箋とペンを取り出し、サラサラっとLINEのIDを書くとヒラヒラと手を振りながら去っていった。