次の日。 お昼の時間にいつもの中庭に行くと、サッカーボールを弄んでいる坂井くんの姿があった。 私はそんな坂井くんに気付かないフリをして、1人でコソッとお弁当箱を開けた。 握ったおにぎりをもぐもぐしていると、サッカーボールがこちらにコロコロと転がってきた。 「早水さんのそのおにぎり、もしかしてサッカーボールイメージしてる?」 「え?」 もう一つお弁当に入っていたおにぎりをふいに坂井くんは掴んでひと口で口に放り込んだ。