?「なーくぅん、ヒマ~。」
?「まぁまぁるぅとくん。少しは休んだ方がいいよ。」
るぅとと呼ばれた幼さの残る声の持ち主が振り返る。
る「だって暇じゃないですか?仕事は入ってこないし。僕だってそろそろ運動したいんですよ。」
その声になーくんと呼ばれた低い声の持ち主が笑う。
な「本当にるぅとくんはこの仕事好きだよね。」
る「楽しいじゃないですか。」
るぅとがニヤリと笑う。その時、ななもり。のスマホがメールの着信を告げた。
な「よかったね、るぅとくん。仕事入ったよ。」
る「本当ですか!?」
な「明日の夜11時に決行だって。俺は今から依頼人との交渉に行ってくる。」
る「いってらっしゃい。」
ななもり。が出ていくとるぅとはニヤリと笑った。その目から光はすっかり消え失せていた。