「ほんとだよ。」 もう、体の感覚がなくなって。 思わず掴んでいたゆうくんの制服を離せなくて。 こんな奇跡があるのかと、神様に感謝した。 「ふっ、うっ……おそい、よ……」 もう溢れ出る涙を止めることは出来なくて。