ガブリエルに起こされ、ガブリエルに着替えさせてもらい、ガブリエルにご飯を食べさせてもらい、ガブリエルに抱き上げてもらって部屋を移動する。いつもミラの隣にはガブリエルがいる毎日だ。

ガブリエルはミラを必要とし、ミラもガブリエルがいないと生活できないという互いに依存した生活だったが、二人きりの世界ができあがっているこの屋敷では、この関係が異常だと言う者は誰一人としていない。

今日もミラはガブリエルにお世話をされ、一日が過ぎて行く。