怜がお風呂に入った音がしたから、私もパジャマに着替える。


モコモコの長袖パーカーにショートパンツ。


一目惚れして買っちゃったけど、お泊まりとか友達としないから着れずにいた。


家で寝る時は、半袖にショートパンツだし。


着てみて思った。


首周り、開きすぎじゃない?


だって、鎖骨が思いっきり見える。


屈んだら、前見えそう......。


「涼音、夕飯何がいい?」


そう言いながら、怜がリビングに入ってきた。


「ちょっと怜、髪乾かして!」


髪を見れば頭にタオルをかけただけで、ほとんど拭かれてない。


「めんどい」


「風邪ひいちゃう」


「じゃあ、涼音が乾かしてよ」


「......いいよ」


そう言うと、怜はドライヤーを持ってきて私に渡した。