6月、梅雨の時期に相変わらずの部活後、3人で帰ってる。


「あ、そーいえば、最近マネージャー同士仲悪くない?」


拓馬先輩の何気ない一言に私は凍りついた。


拓馬先輩の表情は、気になったから言ってみた。


そんな感じ。


まさか、大当たりなんて思ってないだろう。


「あはは......」


なんにも言えなくて苦笑いを返す。


「えっ、マジなの?ごめん、なんか」


「いえ、事実、ですし」


そう、結局怜は、なんにも嫌がってないってことがわかって以来、私も怜を1番に信じるようになったから、不安になるなんてことも無くなった。


その結果、愛先輩が望んだ逆の方向にことが進んだから、それから嫌がらせに近いのが多い。


私が部室に行くのが愛先輩より遅いと先に着替えられてて、しばらく入れなかったり。