「電話切れたから、なんかあったのかと思って
......」
そんなことで......。
嬉しくなるけど、素直に喜んじゃいけない。
「ありがとう。ごめんね、心配かけて」
できるだけ、落ち着いた声で言った。
「涼音、聞いて欲しいことがあるんだけど」
怜の言葉に全身が冷たくなる。
愛香さんと婚約したって言われるのかな。
もう、幼なじみでもいられないって言われるのかな。
「聞きたくない」
気づけば、そう言っていた。
「涼音......」
怜が近づいてくる。
「こ、来ないで......。お願い......」
「なんで?」
「え......」
「なんで、嫌がる?」
「......」
答えられない。
「俺の事、嫌いになった?」
......」
そんなことで......。
嬉しくなるけど、素直に喜んじゃいけない。
「ありがとう。ごめんね、心配かけて」
できるだけ、落ち着いた声で言った。
「涼音、聞いて欲しいことがあるんだけど」
怜の言葉に全身が冷たくなる。
愛香さんと婚約したって言われるのかな。
もう、幼なじみでもいられないって言われるのかな。
「聞きたくない」
気づけば、そう言っていた。
「涼音......」
怜が近づいてくる。
「こ、来ないで......。お願い......」
「なんで?」
「え......」
「なんで、嫌がる?」
「......」
答えられない。
「俺の事、嫌いになった?」



