「ほんと、朝陽、良い奴だよな。それに、涼音泣かしたらって、脅されたよ。ほんと、すげーやつ」


「うん」


「だから、涼音」


さっきの雰囲気とは、まるで変わった。


真剣な目。


真剣な表情。


何を言われるかは、想像出来た。


「俺は、涼音が好き。ずっと、ここで遊んでた時から」


「うん。私も、怜が大好き。忘れようとしても、浮かぶのは怜ばっかり」


「涼音っ!」


愛おしそうに呼ばれたと思ったら、暖かい温もり。


「怜......」


「付き合って、くれるか?」


そんなの、決まってる。


「もちろん。ずっと、大好き」


「俺も」


2人で、しばらくの間、抱き合ってた。


ねえ、やっぱり私、怜が大好き。


ずっと、一緒にいようね。