「ん......」


朝起きると、隣には怜がいた。


「おはよ」


「おはよぉ」


昨日、今日で最後って思ったら寂しくなって、私が無理言って一緒に寝てもらった。


「涼音、目のやり場に、困る」


そう言われて、自分の服を見ると、胸元がガッツリ空いていた。


「わっ!」


びっくりして一気に目が覚める。


「はぁ、朝からほんとに涼音は......」


「ごめんって、今何時?」


「んー、あ、9時」


うっそ、すごい寝てるじゃん。


「怜!買い物行くよ!」


朝ごはんを食べて、急いでスーパーへ。


オムライスの材料を買ってきた。


「涼音、勉強やるぞー」


「うん!」


怜は、頭がいい。


ほんとにいい。


私のわかんない問題をスラスラ解いていく。