カタカタカタカタ…

「…ふぅ。」
深夜1時。
薄暗い部屋で、パソコンに向かっているのは

潤羽 穂波。 高校二年生。

「眠いなぁ…ちょっと、仮眠を…」

「…だめだめ。描き続けなきゃ。」

そんな独り言をぶつぶつ言っていた。

穂波が描き続けているもの、それは

『音楽』


穂波が音楽を作り続ける理由は

過去にあった。