ましゅまろ



「でも無理はしちゃだめだよ?」


美月くんがあたしの頭をぽんぽんと軽くたたく。


「わかった。」




ー半年後ー


外には雪が降っていた。
あたしは細めのタイトスカートを履き雪の上を歩いた。
あたしはあれから半年で標準体重まで体重が減った。
そのあたしの隣をすらっとした男性が歩いている。


「寒いねぇ。」

「寒い?手つなぐ?」


愛しい人があたしに手を差し出してくる。
あたしはその人の手を握った。


「こんな雪積もることあるんだね。」

「寒い?」

「んーん?手つないだらあったかくなった。」

「俺思うんだけど、雪降ったほうがあったかいよね。雪降らない日より。」

「んー。でも言われてみればそうかも。」

「真っ白だねぇ・・・何かに似てると思わない?」

「・・・・・・何に?」



彼があたしに軽くキスをしてニコっと笑う。








「真っ白でふわふわであったかくて・・・・ましゅまろちゃんみたい♪」