「俺の為にダイエットしてたの?」
屋上のシートに座って続きのお昼を食べながら美月くんがわたしを見つめて聞いてきた。
「美月くんの為だけじゃないけど・・・・。」
持ってきたお弁当箱を見つめたままあたしも返事を返す。
「そんな痩せたい?」
「・・・・・・痩せたいな・・・。」
お弁当を地面に置き、あたしは美月くんを見つめた。
美月くんもあたしを見ていた。
「素敵な女のひとになって好きな人の隣を歩きたいの・・・。」
「・・・・・・・・・・・。」
美月くんはしばらく黙った後口を開いた。
「好きな人って・・・俺?」
「・・・・・・・・・・・。」
そんな事聞かれても・・・って思ったけど、軽くうなずいた。
「んーわかった。」
「・・・・・・・・・・。」
「ましゅまろちゃんのふわふわは好きだけど、俺も協力するよ。」
「・・・・・・・・ほんと?」
「俺の為に頑張って痩せようって好きな人が言うからさ。」
「・・・・・・・・・・。」
美月くんがあたしを見つめにこっと笑った。



