「どうしてって、自分のポケットに手を当てて考えて!」
「は???ポケット??」
私の言葉に両手を突っ込んで携帯をみた彼はみるみる顔色が悪くなっていく。
それをみて通話を終了して鞄の中にしまったときだった
「なになに〜?すごい修羅場だね」
耳元で声がしてびっくりして振り返ると長身の男がたっていた。
あ、彼は同じクラスの....
「幸斗(ゆきと)!お前までなんで」
アキちゃんがそう言い幸斗くんを睨むが彼は知らんぷりして少し屈んで私と視線を合わせた。
「...泣きそう?そりゃそうだよね〜たった今彼氏に浮気されてフラれたんだもんね」
そう言って私の頬を両手で包んで笑う彼に私は固まった。
「え!?ゆ、幸斗くん?デリカシーどこ置いてきた!?」
「あはは、ウケる。アイツがアキちゃんなら、俺のことはユキちゃんって呼んでいいよ」
「はぁ!?」
頬にある彼の手を離そうと上から手を重ねるが
離すどころか彼はふにふに頬を触っている。
ゆ、幸斗くんて、身長高くてかっこいいて友達が騒いでたけど、こんな人なの!?
